ピー 「上の写真は何なん」
パパ 「パパの短波放送局じゃよ」
「さてと、本日はチト内緒の話じゃけんね」
ピー 「内緒の話?」
パパ 「大きな声では言えないんだけど、
他では聞けないと思うよ~。 イヒヒ」
ピー 「その1は?」
パパ 「TV局のプロデューサーっているだろう」
「あの人達の平均寿命って知ってるかい?」
ピー 「え~? 考えたこともないよ」
パパ 「例えばね、某NHKのプロデューサーの平均寿命は、57歳だ」
ピー 「なっ!」
パパ 「だからねっ、他では聞けない話なんだよ」
「10年程前、番組制作会社の社長に聞いたんだ」
「この人も若くして他界しちまった」
「確か50歳台だったな。米国まで治療に行ったんだけどね~」
「知り合いだったTBSのプロデューサーも48歳で他界した」
ピー 「なんで~??」
パパ 「放送局の仕事ちゅーのはね、無茶ハードなんだよ」
「毎日が秒刻みでさ」「神経ピリピリ」
「ほんで番組が終われば、皆でパーと飲みに行って
午前様なんだよ」
「それが殆ど毎日なんだな~」
ピー 「寿命を縮めながら仕事をしているみたいだ」
「大変なストレスだね~」
パパ 「でさ、芸能人が大麻だとか覚醒剤で捕まっているよね」
「大きな声で言えないんだけど、プロデューサーに聞くと、
あぁ、芸能界の皆さんよくやっているよ、って言うんだな」
ピー 「な~ぬ~~!」
パパ 「ま、内緒の話だけどね」
ピー 「ふ~」
「その2は?」
パパ 「某皇室関係」
ピー 「某皇室?・・・・」「パパって皇族なの~?」
パパ 「よく言われる」
「でね、宮様方にしてはならない不文律が三つある」
「①怒らしてはならない」
「②嘘を言ってその場を繕ってはならない(後で本当になる)」
「③反抗してはならない」
ピー 「お~、これはおいら達にも通じるじゃない」
「3番目は、チト賛成し兼ねるけどね」
「おいらさー、パパが何故こういう事を知っているのか
不思議なんだけど?」「それも某皇室関係じゃん」
パパ 「うふふ、侍従の人とね・・・」
「陛下と殿下の、とか~・・・」
「ある宮様はね、風呂の湯加減にうるさいんだな~」
ピー 「詳しいな。パパって一体何者なん?」
パパ 「単なる水飲みサラリーマンだった」
「旧華族関係は三越に多いな。パパは町人だけど」
ピー 「それにしても不可解な人物だ」
「その3は?」
パパ 「お受験の話だ」「音楽関係のね」
ピー 「お受験? 音楽?」
パパ 「んだ、日本の難関芸大や音大に入るにはどうするかだ」
ピー 「う~ん、得意楽器を懸命に練習すればOKだろうな」
パパ 「上野の某国立芸大だと一般科目があるし、センター試験も
クリアせねば」
ピー 「まかしといて、おいらは得意楽器で点数を稼ぐよ」
パパ 「得意楽器が巧くても、それだけでは駄目だね~」
ピー 「なして駄目だべや?」
パパ 「巧い人は、山ほどいる」
「さぁ、ここからが他では聞けない話だよん」
ピー 「ほう、何かな」
パパ 「目的の芸大や音大の先生に付いて練習するんだ」
ピー 「ふ~ん? 高校生の時から~?」
パパ 「そうだよ~、先ず大学の先生が何処に居るかだ」
「運よく居住地を見つけても、タダじゃ会ってくれない」
ピー 「どうするのさ?」
パパ 「それに先立って、大学の先生を紹介してくれる先生を
見つけるんだね」「で、紹介状を書いて貰うのさ」
ピー 「見つかるの?」
パパ 「ま、蛇の道は蛇といってね・・・」
「そうして運よく目的大学の先生に師事できれば、
それから得意楽器で勝負できるというものじゃよ」
ピー 「そんなことになっているのか~」
パパ 「地方の学生は、そうして紹介して貰った先生の所へ、
週何回か新幹線を使って通っているね」
「お母ちゃんが、高速道路をぶっ飛ばして通っている
家庭もある」
ピー 「新幹線で通っている~! お母ちゃんが高速道路~!」
パパ 「そうだよ、そうして受験に望むんだ」
「で、実技試験場では、師事している先生が採点する・・・」
「後は、ピートにも分かるだろう・・・」
ピー 「他では聞けない話だねぇ~」
パパ 「でもね、ピアノとかバイオリンは、それでも難しいんだよ」
ピー 「それでも難しい?」
パパ 「皆さん3歳くらいから始めるからさ」
「特にピアノ科は、エリートが集まるからね~」
ピー 「ほうー」
「例えばさ、何がなんでも某東京芸大へ入りたい場合は?」
パパ 「ひとつ手がある」
「出来るだけ大きな楽器を選ぶことだ」
「例えばコントラバス」「楽器自体が大きいから、皆さん
中学生くらいから始める」「途中からでもスタート地点
に立てる訳だ」「その可能性に掛ければいい」
ピー 「何をするにも疲れるのぉ~」
「次回は?」
パパ 「ファッションの話をしよう。アウトドアのね」
ピー 「ファッション! パパにしては、また珍しい」