2009年1月29日木曜日

ご無沙汰しました。


おいらんち、ドタバタしてて、しばらくブログをサボってました。
また出てきますんで、よろしくだワン。

自販機の前で、おっ父は給水中。
おいらも、飲みたいぞーーーー!

2009年1月27日火曜日

ピートとパパの会話(その44 大阪までのフライトNo3)


ピー  「上の写真は何?」
パパ 「パパの無線局だよ。アメリカ軍が使っていたものだ」
    「これであらゆる通信が聞ける」
ピー  「なんでそんなものが家にあるの?」
パパ 「スパイじゃないよ」
    「では、国際線の話をチョコットやろうかね」
ピー  「国際線のフライトも同じなの?」
パパ 「同じだけど、洋上を飛ぶからVHFの電波が届かないんだ」
    「だから遠く離れると短波で管制官と交信するんだよ」
ピー  「ふ~ん、交信内容は同じなの?」
パパ 「そうね、違いは海外の管制官と交信することかな」
    「全てレーダーで監視されているし、その点は国内と同じだね」
    「国際線も航空路というのがあって、各ポイントで位置通報、
    高度、残燃料、外気温等を連絡するようになっている」
ピー  「外気温ってどれくらい?」
パパ 「高度10000m以上を飛行するから、大体マイナス45℃だね」
ピー  「凍ちゃうね。なんでそんな高空を飛ぶの」
パパ 「空気が薄いから抵抗も少なく、燃料消費も少ないんだ」
    「しかし、離陸当初はね、燃料が満タンだから重たくって
    高度が上げられないんだよ」
ピー  「すると、燃料を消費して軽くしないと駄目なのかぁ」
パパ 「だけど、操縦士の評価は、如何に少ない燃料消費で目的地に
    到着出来るかで決まる。じゃけん、無闇に燃料を消費でけん」
ピー  「え~? そーなの?」
パパ 「んだ、だから飛行機同士で経済的に飛べる航空路と高度の
    取り合いになる」
    「前を飛んでいる〇×航空の飛行機を低空で追い抜いて、
    先に燃料消費の少ない航空路に乗っかるとかさ」
ピー  「抜け駆けじゃん」
パパ 「ライバル会社の飛行機は、何ノットで何フィートの高度
    を飛んでいるから、管制官はこう指示を出すだろうから、
    先に要求を出して手を打つとかさ」
    「国際線は、離陸した当初が大変なんだわさ」
ピー  「だから、取り合いになるちゅーか、管制官との駆け引き
    になるのかぁ」
パパ 「後は、国内管制と同じ方法で飛行するんだ」
    「実際の飛行を超簡単に紹介したものがあるよ」↓
   (ヤンゴンまでのフライト)

   「国内線の離陸と着陸はこれ↓ ちと古いけど、前回紹介した
    操縦士と管制官との交信が聞けるよ」
   (羽田離陸)
   (大阪着陸)

2009年1月22日木曜日

ピートとパパの会話(その43 大阪までのフライトNo2)


パパ 「さて、日本航空123便は、これから着陸態勢に入るため、
    東京コントロールに降下要求を出すんだ」
    「Tokyo control Japanair123 request descend. とね」
ピー  「東京コントロールは、降下承認指示を出すんだね」
パパ 「そう、Japanair123 descend and maintain 10 thousand
     area QNH 3000.」
    (10000フィートへ降下せよ。QNHは3000インチ)
ピー  「QNHって何?」
パパ 「気圧高度計の修正値だ。更に進入管制との交信指示を出す」
    「Japanair123 contact Osaka approach on 124.1」
    「操縦士は、大阪進入管制と124.1で交信し、進入管制官の
    指示を待つ」「さ~、操縦士は、ここから緊張の連続だ」
ピー  「ドキドキするね。うまくいくかなぁ」
パパ 「そうこうするうちに、大阪進入管制官から指示が出る」
    「Japanair123 fly heading 350 for vector to
     final approach course, descend and maintain 7000.」
    (日本航空123,機首方位350度で飛行せよ。最終進入コース
     まで誘導する。降下して7000フィートを維持せよ)
ピー  「聞き逃したら大変だね」
パパ 「だから操縦士は、指示されたことを必ず無線で復唱するんだよ」
    「この辺から航空機は、降下して右へ左へ、もうもう指示が
    一杯出て大変なんだ」
ピー  「おいらに操縦はムリだな。美味しい匂いのする方へ飛んじゃう」
パパ 「Japanair123 turn right heading 030 descend and maintain
     3500 cleared for ILS runway 06 approach.」
    (右旋回して機首方位30度へ飛行、降下して3500フィートを
     維持せよ。ILSによる滑走路06への進入を許可する)
ピー  「ILSって?」
パパ 「電波で滑走路への進入経路を指示する航法装置だよ」
    「アウターマーカー、ミドルマーカー、インナーマーカーがあり、
    アウターは滑走路から10Km前後,ミドルは1Km,インナーは300m
    地点に設置されている」
    「航空機がこの上を通過すると、操縦室内のブザーが鳴るんだ」
ピー  「操縦士は、それで滑走路までの距離を知るのかぁ」
パパ 「そう、他にも一杯仕掛けがある」
    「いよいよ滑走路への最終進入だ」
    「進入管制官から Japanair123 contact Osaka tower 118.1と
    指示される」
ピー  「大阪空港の管制塔と118.1メガヘルツで交信するんだね」
パパ 「おお、分かってきたね」「ここから先は管制塔の受持ちだ」
    「で、日本航空123便は、アウターマーカーに接近したことを
    管制塔に知らせる」
     「Osaka tower Japanair123 approaching outermarker.」
    (大阪管制塔、こちらは日本航空123便、アウターマーカーに接近中)
ピー  「操縦士は、アウターマーカーを通過すると、
     Japanair123 outermarker. と管制塔に報告するんだね」
パパ 「管制塔は、問題がなければ 
    Japanair123 continue approach.と指示する」
    「高度は800mくらいかな」
ピー  「滑走路への進入継続承認だね」
パパ 「で、滑走路から1Kmのミドルマーカーを通過した時点で、
    機長は着陸するかどうかの最終決心をするんだ」
ピー  「決心? えらく大層なことなんだね」
パパ 「だから飛行機には怖くて乗れん」
ピー  「これから先は、操縦士の技量に頼る着陸かぁ。何か不安だね」
パパ 「この時点で滑走路が視認できなければ、着陸のやり直しだ」
ピー  「滑走路が見えない? 恐ろしい!!!」
パパ 「何かが間違っているか、変なんだ。機械の故障かも知れない」
    「その時機長は、Go around. Max power. Flap20. Gear up.
     Contact tower.」
    「(着陸やり直し!エンジン出力最大!フラップ20!車輪格納!
     管制塔と交信!)と叫んですぐさま上昇するんだ」
ピー  「手に汗にぎるね」
パパ 「乗客は酒を飲んでまだ寝ているが、コックピット内は大騒ぎだ」
    「ま、通常は管制塔からの Clear to land runway 02. 
    (滑走路02への着陸に支障なし)ということで、着陸を決心する」
ピー  「通常がいいよ。冷汗が出る」
パパ 「後は、対地接近警報シテムが、電波高度計の高度を操縦士に
    自動音声で知らせてくれる」
    「機長は、高度10mくらいで操縦桿を引いて機首を上げ、減速
    させながら着陸するんだ」「車輪が接地すると同時に機長は、
    逆噴射でブレーキをかける」
ピー  「ふ~、やっと一安心だ」
パパ 「ここで管制塔は、Japanair123 contact ground 121.0.
    (日本航空123便、地上管制と交信せよ)と指示を出す」
    「で、地上管制官は、日本航空123便をターミナルまで誘導して
    終わるのさ」
    「極簡単に羽田から大阪空港までのフライトを説明したけど、
    実際はもっと複雑な交信をやりながら飛んでいるんだよ」
ピー  「世界中同じ方法で飛んでいるの?」
パパ 「同じだよ。交信内容も殆ど紋切り型だね」
    「長くなるから国際線のやり取りは、またの機会にしよう」

2009年1月21日水曜日


ピート 「ねえ、君は、どこから来たの?  一緒に遊ぼうよ。」
トリA 「やだっ! あんた、本当は喰っちゃうつもりなんでしょ!」
      あっけなく、飛んでいってしまいましたとさ・・・。

ピートとパパの会話(その42 大阪までのフライトNo1)


ピー  「先日、ハドソン川に旅客機が着水したね」
パパ 「怪我人が出なくて良かったね~」
ピー  「飛行機ちゅーのは、管制塔と交信しながら飛ぶんだろ?」
パパ 「管制塔と交信するのは、空港周辺だけだよ」
ピー  「うん? 空港周辺だけ?」
パパ 「そうだよ~、皆さん管制塔が、全ての飛行指示をしていると
    思っているけど、航空機は最低6箇所から航空管制指示を
    受けるんだ」
ピー  「ヘ~」
パパ 「では、航空無線を通して、JAL123便の羽田から大阪空港までの
    フライトを体験して見よう」
ピー  「お~、おいら、そんなの初めてだよ。何だか楽しそうだね」
パパ 「先ず、航空機は、クリアランスデリバリーに無線でフライト
    プランの承認を受けるんだ」
    「承認されれば、グランドコントロールに地上管制の支持を請う」
    「ここからトーイングカーに誘導路まで引っ張っていかれるんだ」
ピー  「後ろ向きに引っ張られて、向きを変えて地上走行するんだろ」
パパ 「操縦士は、この段階で飛行機のエンジンを始動するんだ」
    「地上管制官は、ここで初めて管制塔と交信せよ、と支持を出す」
    「例えば、Japanair123 contact tower 118.1. とね」
    「118.1とは管制塔と交信する周波数で、118.1メガヘルツという
    ことだよ」「Towerとは、管制塔のことだ」
ピー  「ややこしいね」
パパ 「管制塔というのは、主に飛行場の離着陸のみを管制している
    んだ」「ま、目で確認できる範囲ということだね」
ピー  「管制塔1本で、何もかもしているんじゃないのか~」
パパ 「で、管制塔は、滑走路の離着陸状況を確認しながら、出発待ちの
    航空機に出発承認を出すんだ」
    「Japanair123 wind 340 at 5,cleared for take off runway 03.」
    (日本航空123, 風は340度方向から5ノット、滑走路03から
    離陸を許可する)
ピー  「英語で交信するんだね」
パパ 「操縦士は、Cleared for take off runway 03 Japanair123
    と答える」「そして、ギューンと滑走・上昇していくんだ」
ピー  「緊張の一瞬だね」
パパ 「更に管制塔は、Japanair123 contact deperture on 120.8
    (日本航空123、 120.8メガヘルツで出発管制と交信せよ)と
    指示するんだ」
ピー  「出発管制って何よ?」
パパ 「上昇中の航空機を航空路までレーダー誘導する部門だよ」
     「Japanair123 maintain 9 thousand rader contact.
    (日本航空123, 9000フィートを維持せよ。レーダー誘導を行う)」
    「操縦士は、出発管制官の上下左右へのルート指示に従って、
    機体を航空路までもっていくんだ」
ピー  「へぇ~?、操縦士が勝手に飛行してるんじゃないの?」
パパ 「ちゃうね、全て地上からの指示どおりに操縦しているだけさ」
    「次に出発管制官からJapanair123 contact Tokyo control 125.9
    と指示が出る。ここから日航123便は、航空路管制の空域に入る」
ピー  「あちこちと交信するんだね。大変だ。で、操縦もするし」
パパ 「機長は、上昇中めちゃ忙しいから、交信は副操縦士の担当なんだ」
    「すると今度は、航空路管制官から指示が入る」
    「Japanair123 climb and maintain flight level 20000.
    (日航123, 上昇して高度20000フィートを維持せよ)」
ピー  「飛行機は、管制官の指示どおりに飛ばないと駄目なんだね」
パパ 「そうさ、航空路は一番経済的なルート設定になっているから、
    狭い空域に航空機がひしめき合うんだ」
    「だから、広い空と言えども、管制官の指示どおりに飛ばないと、
    空でドッチンコするんだよ」
ピー  「あ~、それでニアミスなんちゅーことが起こるのかぁ」
パパ 「で、航空路に入ると少し落ち着くから、カンパニーラジオ
    という無線で、飛行状況を会社に連絡するんだ」
    「操縦士と会社は、日本語で交信するから内容が良く分かるよ」
ピー  「例えば」
パパ 「日航123です。オペレーションノーマル、上昇中10000フィート
    で軽い揺れがありました。大阪到着予定は何時何分です。
    行って来まーす・・・。てな具合に連絡する」
ピー  「なるほど、この辺で操縦士も一服するのかな」
パパ 「そうそう、スチュワーデスも機内サービスを開始する」
パパ 「国際線だと、操縦士達は弁当を食べたりする」
    「但し、機長と副操縦士は、別々のコックが作った別々の弁当を
    食べる」
ピー  「ほう、食べ物の好みが違うんかいな?」
パパ 「ちゃう! 同時に食中毒にかからないためだ!」
ピー  「げっ! 飛行機の操縦ちゅーのは、そこまで気を使うの~」
    「えらく怖い乗り物だね~、ほんと」
パパ 「それに、操縦士と管制官のやり取りは、密室で行われている
    から、重大な問題が発生していても全く分からん」
    「だからパパは、飛行機に乗るのが怖くてたまらんのさ」
ピー  「ふ~ん、重大な問題って?」
パパ 「実際の話だが、フィクションということで話そう」
    「普段航空機は、英語で交信しているけど、突然旅客機の操縦士
    から、’日本語で言います!鈴鹿上空で雷が2度落ちました!
    今のところ飛行に問題ありませんが・・・’とか」
    「左エンジンに振動があります!到着後調査願いますー!」
    「何もしないのにフルスロットルになりますー!
    過去そういう例が無いか、直ぐに調べて連絡下さいー!・・・
    もう悲壮な声だったね」
ピー  「えっ! 知らないだけで、操縦室ではそんなことが起こっているの?」
パパ 「そ、何も知らされない乗客は気楽なもんだよ」
    「酒を飲んでグーグー寝ている」
ピー  「おいら、飛行機に乗る気がしなくなったよ~」
パパ 「さて、次回は、いよいよJAL123便が着陸態勢に入る」
    「それと、国際線操縦士の航空路争奪合戦も少し話そうかな」
ピー  「出発がこれだと、着陸は更に難しそうだね~」

2009年1月18日日曜日

おつかいです♪


近くのドラッグストアで、メ〇タームを買ってきたんだ。
おいらんちは、近江八幡製でないと駄目なんだって。
メチャクチャ苦手な匂いがするヤツ。

2009年1月13日火曜日

あらっ、どこのパピーちゃん???


(ウーン・・・つぶらなおめめの、この仔はだあ~れ?)

おいらだーい!
おっ母と、引っ張りっこ遊びやってんだ! (別イヌみたい。)

2009年1月12日月曜日

ピートとパパの会話(その41 Knney Drew)


パパ 「久しぶりにジャズの話題といこう」
ピー  「上の写真は何?」
パパ 「左はケニー・ドリューというジャズピアニストの
    CDジャケット」「中央は1971年のパリ・シャンゼリゼ通り
    のCAFE。真ん中でネクタイを締めているのがパパだ」
    「右は、在りし日のパリの街角シーンだよ」
ピー  「なんかさ~、ダサイ格好してるね~、パパ」
    「亜細亜人丸出しの顔でさ」
パパ 「言うな、当時の日本じゃ、これでも流行の先端だ」
ピー  「で、ケニー・ドリューとは?」
パパ 「ケニー・ドリューは、1961年にアメリカからパリに移り住んだ
    んだ」「その時のパリの印象をジャズに綴ったのが
    今回話題にする 'パリ北駅着、印象’というCDなんだ」
    「パパが、パリのオルリー空港に降り立つ10年前だ」
ピー  「また古い話だね~」
パパ 「このCDは、プレミアが付いて入手困難となっている」
    「しかも、演奏が垢抜けしていて、日本人との共同プロデュース
    ときたもんだ」
    「昨年、初めて聴いた時から探し求めて、やっと手に入れたんだ」
ピー  「探し求める程エエもんなん?」
パパ 「ケニー・ドリューというのは、日本では余り人気がないし、
    パパも名前しか知らなかったね」
ピー  「なのにまたどうして急に?」
パパ 「偶然、彼の '枯葉' を聴いたのさ」
ピー  「その時の印象は?」
パパ 「彼のピアノ演奏には、おったまげたねー」
    「例えば、バド・パウエルやラッパのマイルスのように、
    アメリカの泥臭さというものを感じない」
    「ヨーロッパ的な、極めて洗練された印象を受けるね」
ピー  「ほう、コンチネンタル・ジャズだね~」
パパ 「しかも、そこかしこにクラシックのピアノ奏法が窺えるねぇ」
    「オスカー・ピーターソンやキース・ジャレットに似通って
    いるが、どちらかと言えばキースに近い印象だ」
ピー  「ピーターソンもキースもクラシックをやっていたんだね」
パパ 「そう、キースは今もクラシック演奏をするよ」
    「パパは、枯葉の演奏に惚れこんで、このCDを買ったんだけど、
    同じ枯葉が入っているケニーの他のCDでは、アドリブが
    違うんだなぁ」
    「で、一番気に入った演奏の 'パリ北駅着、印象’を
    数ヶ月掛けて探し求めたのさ」
ピー  「前にも言っていたけど、同じ曲で演奏が違うってのは問題だね」
パパ 「そう、ジャズの欠点でもあるね。即興演奏じゃなく
    アドリブでね。よく混同している人がいるけど」
ピー  「クラシックでも指揮者によって、曲の印象が変わるじゃん」
パパ 「楽譜でも違う。その為、有名オーケストラでは、
    ライブラリアンという専門の楽譜管理者を置いている」
ピー  「楽譜って全部同じじゃないの~?」
パパ 「ちゃう、信用おけない出版社のものは、大抵加筆や修正が
    されている。その話はまた別途」
    「でさ、このヨーロッパ的な洗練さは、ベースのペデルセンに
    よるところが大きいと思うね」
ピー  「ペデルセンって名前からして北欧人?」
パパ 「デンマークだ」
    「ペデルセンは、レイ・ブラウンのようなゴツイ感じの
    バッキングじゃなく、演奏に洗練された軽快さを感じるね」
ピー  「という事は、ケニー・ドリューにうまくマッチングした
    演奏ということかな」
パパ 「そのとおり。ベストマッチだ」
    「同じCDの No Greater Love を聴くと良く分かる」
ピー  「しかし、パパにしては個別の演奏者の事を色々喋るね」
    「ジャズの本質が分かれば、それで良いんじゃなかった?」
パパ 「そう、今までは、アメリカの泥臭いジャズばかり聴いてきた
    からそれでよかったんだ」
    「ばってん、ヨーロッパのジャズを聴く事により、今まで
    隠れていたアメリカという国の人種差別の酷さが理解できた」
    「そのきっかけが、ケニー・ドリューの演奏だ」
ピー  「そのアメリカの酷さというのは?」
パパ 「アメリカジャズの本質は、以前に語ったよね」
    「そこから先の話なんだけど、収入を得るためにヨーロッパへ
    渡った黒人ジャズメンは、芸術家のような待遇を受けるんだなぁ」
    「そして、本国とは比較出来ないほどの自由を味わったのさ」
ピー  「アメリカは、ヨーロッパの迫害から逃れてきた人々が建国
    した自由の国じゃなかった?」
パパ 「パパもヨーロッパより遥かに人種差別が少ないと思っていた」
    「じゃが、実際は反対だった。ってことが、ジャズを通して理解
    することができた」
ピー  「ジャズを聴き出した甲斐があったというものだね」
パパ 「そうだ、ジャズは普段触れることが少ない自由だとか
    人権だとかも教えてくれる」
ピー  「歴史もね」

琵琶湖も冷たい!


比叡山も雪をかぶったよ。
おいら、寒いのは平気。今日も、早足でみっちり一時間半歩く。

おいらの後方で、大きな口開けて、灰色の雲を吹き出してるヤツは誰??

2009年1月11日日曜日

ピートとパパの会話(その40 回転寿司)


パパ 「さてと、今日は回転寿司の話をしよう」
ピー  「おいら、食べ物の話は大好きだね~」
    「この前、NHKで回転寿司の特集をやっていたよ」
パパ 「パパも見たけど、原材料の争奪合戦のなかで、
    如何にコストを抑えるかということだったね」
ピー  「回転寿司は、世界的なブームだと言っていたよ」
パパ 「あの番組は、経営側から見たものだったけど、
    食べる側から回転寿司を考えようというのが、
    今回の趣旨だよ」
ピー  「ほほう、面白そうだね」
パパ 「それも大規模店ではなく、駅前の小さな回転寿司屋を
    対象に考えよう。20人前後が入れる店だ」
ピー  「食べる側から店の経営状況を推察するの?」
パパ 「んだ。先ずオープン当初は、ネタもシャリもかなりの
    大きさで、ベルトコンベアにも一杯乗って回っている」
ピー  「新装開店だから大入り満員だ。サービスもいいしね」
パパ 「でも1ヶ月ほどすると、客足が落ちてくるんだなぁ」
    「オープン当初の割引特典も無くなるしね」
ピー  「あまり客が入らなくなるの?」
パパ 「そう、よく行く人で1ヶ月に2回位じゃないかな」
    「店のオーナーは、その状態で3ヶ月位様子を見る事になる」
ピー  「う~ん、何やら仕掛けが必要になりそうだな~・・・」
パパ 「当たり。そこでオーナーは、シャリを少なくして沢山
    食べさせようとする」「それで客が減った分を補うのさ」
ピー  「なる程、満腹になるまで食べようとすると、皿数を食べ
    なければならんちゅー訳だね」
    「だから回転寿司のシャリは、年々小さくなるのかぁ」
パパ 「はは、そういうことだね」
ピー  「この方法だと経営は安泰だね」
パパ 「甘いね。シャリやネタを小さくすると、益々客が入らないよ」
ピー  「ちゅーことは、更なる一手が必要?」
パパ 「フフ、そういうこと」
    「この頃から寿司を回転させないようにするんだ」
    「空の状態で機械だけが回っている」
ピー  「なぬ~! 回転寿司だろ。回転しない寿司屋は、普通の寿司屋
    じゃんか~?」
パパ 「あのね、闇雲に回転させていると、食べてもらえない寿司が
    出てくるんだなぁ」「何時までも残って回転している寿司を
    見かけるだろう」
ピー  「あるあるゥ」
パパ 「特に巻物や軍艦は、海苔が湿ってフニャフニャになっているね」
    「客は、こういう寿司には中々手を出さない」
    「これらは最終的に廃棄対象となる」
    「生産管理で言う歩留まり率が低い状態だ」
ピー  「勿体無いな~」
パパ 「だから回転させずに、どんどん注文を言って下さい、と言う」
    「個別注文を募って、回転損失を防止するんだ」
    「ベルトコンベアには、2~3皿しか回っていない」
ピー  「じゃ、一体何のための回転装置なん?」
パパ 「矛盾するよね」「そこで、こちらも意地になって注文しない」
    「新皿が回るまで、ガリを食って茶ばかり飲んでいる」
ピー  「何じゃそれ」「店との我慢くらべだね」
パパ 「本来は、一々声を出して注文するのが面倒だから、回転寿司に
    行くんだけどね」
    「で、回転しているフニャフニャ寿司をちょっと食べてやる」
    「すると、仕方なく新しい寿司を回転装置に乗せ掛けるんだなぁ」
    「こういう店は、元々回転では経営が成立たないんだよ」
ピー  「そうかぁ、立地条件とかさ、要はマーケティング調査の不足だ」
パパ 「店の規模の問題もあるしね」
    「ま、大抵は自分の店を持ちたい一心でやるんだけど、
    安易な出店は命取りになる」「結局この店は無くなったね」
ピー  「そーかー、でも店側が寿司を小さくしてきた場合、客の対応策
    てーのは無いの?」
パパ 「ささやかだけどある」
    「大体回転寿司の場合は、味やお腹の満足度よりも
    食べた皿の数が気になる」
ピー  「おー、そうだ!」
パパ 「その場合の対応策として、一皿毎にお茶を飲んで腹を膨らませる」
    「寿司は酢を使うから、どっち道水分が欲しくなるからね」
ピー  「事前に水分を補給し、同時ににお腹も膨らませるんだね」
    「それって、水飲み百姓の回転版じゃんか」
パパ 「更に、マグロは巻物の鉄火巻きで済ます」
ピー  「なして鉄火なん?」
パパ 「マグロのにぎりは2個だけど、鉄火は4個だ」
ピー  「あん? だって~、にぎりの方がマグロ食った気になるよ~」
パパ 「それは贅沢ちゅーもんだ。鉄火もにぎりも同じマグロだ」
ピー  「例えネタが代替品の偽物でも~」
パパ 「回転寿司じゃけん、ネタに期待してはいけない」
    「伝統の寿司屋は、回転寿司のことを安物屋と呼んじょる」
ピー  「えらい言われ方だね」
パパ 「それともう一つ、タマゴのにぎりを食べることを薦めるね」
ピー  「タマゴ?」
パパ 「フフ、タマゴのにぎりは、ネタが分厚いからお腹が膨れるんだ」
    「これも皿数を少なくする裏技だ」
ピー  「いろいろ考えているねぇ~」
パパ 「そ、同じネタ物なら鉄火巻きのように数の多い方を選ぼう」
    「お茶は一皿毎に飲む」「タマゴも忘れずにね」
    「さすれば皿数も少なく、お腹も何とか膨れるというものじゃよ」
    「これを限界効用逓減の法則と言う」
ピー  「あのね、回転寿司のワサビが効いてないんだけど、なんで?」
パパ 「多分、子供も対象にしているからだと思うけど、分からんね」
    「他に理由がありそうだ」
ピー  「今後の研究課題だね」
    「だけど、パパもアホなことを考えてるんだね」
    「食べる方も、一体何のために回転寿司に行くのか分からんよ」
パパ 「いやいや、費用対効果ちゅーことを考えちょるのよ」
    「昔、オペレーションズ・リサーチとか線形計画法なんちゅー 
    ものをやらされたから、その副作用が出とるんよ」

2009年1月10日土曜日

年末年始の一週間、おかげさまで、とても元気に過ごせました。

今年の夏には、ピートも6歳になります。
食べることと、自然の中で自由に走りまわることが大好きなピート。
それらは、健康でなければできないこと。

そして、私たちもまた健康でなければ、してやれないこと。

2009年、最初に浮かんだ言葉・・・・・『現状維持』

今年も、どうぞよろしくお願いします。
                              ピートママ

新春登山 (最終章)


あっちもこっちも、何処までも続く広大な景色。
おいらなりの感動があるんだ。

そして、山頂に!
てっぺんの表面積、めちゃめちゃ狭い。
とにかく、強風がこたえるわ。

360度の大パノラマ。 おっ母が、滑落しそうになりながら・・・・・パチリ!

下山中。 もう、みんなヘロヘロ。    
     腹減った~。

ご飯を食べたら、後は寝るだけ。
おいらは、ほんまにイヌなんやろか???

ひたすら眠り続け、明日の朝には、しっかりと復活するんです。
                                      (おしまい)        

2009年1月9日金曜日

新春登山 (つづき)


やっぱり行くのー。 もう、下山しませんかー。

そして、ようやく休憩タイム。(ほっこりした顔してます。)
このあと、一気に登るんだって。

おいら、がんばったぞー!
頂上は目前!!        (ひゃ~、ピート、かっこいい!)

    (ピートの顔を『ポチッ』と拡大して見てやって下さいませ。)

ここまで来ると、他の登山者もいるから、リードをつけるのがマナーなんだって。

広大な大地の向こうには、何があるんだろう・・・         (つづく)

2009年1月8日木曜日

さあ、新春登山だ!!


あれ、もう起きるの。 今日は、なに? なに?・・・ 

が、・・・さあ、行くぜい!   (いいね、いいね。やる気満々じゃん。)
おっ父、おっ母、準備はいいか?
靴の紐は、緩んでないか?
なんなら、おいらみたいに、はだしで歩くか?

いつでも、どこでも、先導するのは、おいらの役目!
というより、ただ、前を歩きたいだけ・・・

前が見えへんわ。 
元旦早々にこんなことしてるの、きっとうちだけや。かなわんな。

やっと、見晴らしのいい所に着いたのにぃ~~
まだ行くのぉ~? ここでいいやんかあ~。           (つづく)

2009年1月7日水曜日

山イヌ暮らし (4)


「明日は、山登りに行くから、今日は、遠くまで行っちゃだめだよ。」って。
ド真剣な顔して聞いてるけど、頭の中は、正反対の事を考えてまーす。
 (この数秒後、牧場に向かって爆走していったワルイヤツです。)

ちょっと、お茶。  テラス席なら、おいらもオーケーの『八ヶ岳倶楽部』で。
赤じゅうたんの上で・・・VIP待遇だ!!

お店の横に・・・・
でっかいクモの巣!??

明日にそなえて、今日は、しっかりとお昼寝するんだってさ。

2009年1月6日火曜日

山イヌ暮らし (3)


今日は、氷点下にならないから、森の中へお散歩に。

落葉のじゅうたんだーい!!

フワフワで、サクサク。  もう、大興奮!
(あちこち好き放題に走ります。 時々どこかへ姿を消してしまいますが、
必ず自ら戻ってきます。 以前に、鹿の足を1本引きずりながら戻ってきた時、私は、卒倒しそうになりました。・・・ピートママ)

 

道草食ってて、放ってかれた~。

おっ父とおっ母を追い抜いて、どんどん先に行ってたら・・・
あれ?  おっ父、おいらを呼んだ?

いっぱい遊んだし、そろそろ帰ろうか。

2009年1月5日月曜日

山イヌ暮らし (2)


さあ~、今日はどうしょうかなあーっと。

お日様ポカポカ、気持ちいいんだ。

一人で、機嫌よーく遊んでいたら・・・

空を見て!  UFOが・・・ おいらを偵察に来た!!

まだ、帰らんからね。 (すでに、お腹も足も泥だらけでしょうが・・・)

2009年1月3日土曜日

山イヌ暮らし (1)


何がおかしいのか、一人で笑ってる。


空がとっても綺麗なんだけど、おいら、興味ないもん。


おっ父も行こ、行こ! おっ母が呼んでるっ!

おっ母~、おっ父も呼んできたでー!


お腹減ったし帰ろうーっと!

あけまして おめでとうございます


 今年もよろしくお願いします。

  2009・1・1  元日登山。 ものすごい風。  おいら、吹っ飛びそう!!

            

2009・1・1の富士山



一週間(2008・12・28未明~2009・1・3未明)、ここで過ごしました。
(未明は・・ETC割引使って半額にするため。 おいら、眠くってたまんないよ。)

『山イヌ暮らし』・・・順にブログにアップします。  見てね!!