2009年2月27日金曜日

ピートとパパの会話(その48 宗教の話題)


ピー  「前回の話で、宗教は必要だと言っていたね」
    「高等生物がどうとか・・・それって、どういうことなん?」
パパ 「特に人間は、色んな観念というか、悩みを感じるんだな」
    「必ず死を迎えるとかさ」「死というのは実存なんだけど、
    それを迎える迄は、観念でもってその時の事を考えている」
ピー  「死というのは、一度きりで再度が無いから恐怖を感じるね」
    「死ぬと、どうなるんだろう?」
パパ 「そら、肉体的には蛋白質なんか分解して肥やしになる」
    「しかしね、観念も分解するとは思いたくないんだな~」
    「それで皆さん悩むし、一体どうなってしまうのかが恐ろしい」
ピー  「それって、霊魂のことかい」
パパ 「そういうことだね」
    「この霊魂というか、観念という奴は、科学で証明や説明が
    できないんだな」
    「だから、そこの部分を宗教や哲学に頼らざるを得ない」
ピー  「それで、宗教が必要だと?」
パパ 「そう、科学で説明出来ないことや、分からないことに
    対しては、宗教や哲学が説明してくれる」
ピー  「それで、高等生物ほど宗教が必要なのかぁ」
    「宗教は、あの世もちゃんと準備していてくれるしね」
パパ 「でもさ、あの世が在るかどうかは、誰にも分からない」
    「見てきた人がいないからね」「だから観念なのさ」
    「JTBの観光旅行じゃないけん」
ピー  「なぬ、見てきた人がいない。それは心配だよ~」
パパ 「いやいや、誰も分からないんだったら、あの世は在る、
    ということに賭ければいい」
ピー  「おー、そういうことか」「だったら死もあまり怖くないし、
    気も楽だ」
パパ 「じゃろ~、だから宗教が必要なのさ」
    「但し、信じる信じないは、本人の自由だけどね」
ピー  「で、死ぬとどうなるの?」
パパ 「仏教を例にとると、先ず肉体から霊魂が分離する」
    「これを体外離脱という」「で、霊魂は三途の川を目指す」
ピー  「肉体は?」
パパ 「肉体は、丁重に葬られる」「中にはポイ捨ての人もいるな」
ピー  「丁重だと安心だね」
パパ 「でもね、霊魂は、これからが大変なのじゃよ」
    「生前での行いが審査される」
ピー  「ほほう、おいらは善人じゃけんね」
パパ 「この行いを審査するのが、閻魔大王率いる10王だ」
    「では、紹介いたしましょう」
    「①不動明王:最初に善悪行の審査をするんだ。審査後、霊魂は、
    善悪人に分かれて三途の川を渡る。善人は橋、軽犯罪は浅瀬、
    重犯罪は深みの濁流だ。だから三途と言うんだよ」
ピー  「悪人は、水でドボドボだ」
    「で、川を渡ると・・・」
パパ 「②釈迦如来、③文殊菩薩、④普賢菩薩、⑤地獄菩薩によって、
    生前での行いの審判を受ける」
    「⑥弥勒菩薩:審判内容の評価を行うんだ」
    「⑦薬師如来:その評価に沿って最後の審判を下す。
    ここが、天国行きか地獄行きかの分かれ道だ」
    「この分かれ道の日が、四十九日目だよ」
    「天国へ行った万歳組みは、解脱するか、輪廻転生で再び生まれ
    変わる」
    「地獄へ落ちた霊魂と行き先が決まらない霊魂は、最審判を
    受ける日を待つ」
    「⑧観音菩薩:百か日目の最審判、⑨勢至菩薩:一周忌での
    最審判、⑩阿弥陀如来:三回忌での最審判を行う」
    「この最審判を33回忌まで行うんだ」
    「でまぁ、大体33回忌の最終最審判後に成仏できるらしい」
ピー  「ふ~ん、裁判みたいだね~」
パパ 「そうさ、だから生前に善行を積んでおく必要がある」
    「お坊さんは、この善行をどう積むかを指導してくれる」
ピー  「つーことは、死ぬ時のために宗教がある?」
パパ 「そうとも言えるね」「科学は、生物が何故死を迎えるのか説明
    できないけど、宗教では解脱とか輪廻転生とかで説明する」
ピー  「するとさ、科学で全てが説明できるとなれば?」
パパ 「科学が宗教に取って代わるね」「あの世も含めて全ての因果が
    実証されるからね」「但し、物理的にね」
ピー  「その可能性は?」
パパ 「今んとこ無いね」
    「現代科学は、霊魂の存在を否定しないと理論が成立しない」
    「でないと、全てが神様の思し召しで終わっちゃう」
    「でも、霊魂やあの世の存在を、科学で全否定できる確証も
    存在しない」
ピー  「それは困ったね」
パパ 「無いことの証明が科学できないから、無いという見解だ」
    「これは、科学的な態度ではなく、無いと言う単なる観念に過ぎない」
    「科学であるなら証明する態度が大切だ」
ピー  「分かった、それは前回の形而上学の考え方だ」
    「でもさ、前回の医学じゃないけど、科学の方が生物にとって
    何やら効果的な気がするけどね」
パパ 「それは、科学が自然現象や肉体の物理的現象の内、解明できた
    部分のみを扱うからだよ」「その範囲では、極めて有効な手段だね」
    「他方、観念的な精神活動の扱いに関しては、さっぱりだ」
    「ここに宗教の価値が存在するのじゃないかい」
ピー  「う~ん、どう考えるか難しいのぉ~」
パパ 「ある宗教では、体の具合が悪けりゃ医者にかかりなさい、
    という」
ピー  「政教分離じゃなく、科教分離だね」
パパ 「そう、極めて合理的な見解だと思うよ」
    「ところで、科学の成長にも限界があると思うんだ」
ピー  「科学の限界? それは?」
パパ 「人間が人間を作り出した時だと思っている」
    「何故なら、人間が宇宙で一番不可思議な存在だからさ」
    「三千世界が作り出したこの世の傑作だよ」
    「これ以上のものは作りようがないと思うね」
    「人間は、凝縮された宇宙じゃけん」
ピー  「ふ~ん、科学が、宇宙の真理を解明したことになる訳だね」
パパ 「その時、宗教も終焉を迎える」
ピー  「パパは、何かの宗教を信仰しているの?」
パパ 「何もしとらん」
ピー  「へっ? でも考え方が宗教寄りじゃん」
パパ 「そうじゃなくてさ、世の因果を説明するには、宗教の考え方が
    一番合理的だからさ」「壮大な叙事詩と考えてもいいね」
ピー  「そんなに単純なものとは思えないけどねぇ」

2009年2月26日木曜日

春風を感じて・・


三日後は、琵琶湖毎日マラソン。  で、なぎさ公園は国際化してるけど・・・。
うちのおっ父・おっ母は、日本語だけ、それも、生っ粋の滋賀弁しかしゃべれませーん。
あっ、それから、おっ母は、おいらを抱き上げるどころか、引き摺ることも無理ムリ。。
           (意味不明の方、ごめんなさい。)

2009年2月23日月曜日

ピートとパパの会話(その47 続 男と女の話題)


ピー  「今日の話題は?」
パパ 「'その20'で話した'男と女の続編'だよ」
ピー  「あ~、何故男と女が存在するのかってことだろ」
    「そういや~、結論を聞いとらんね」
パパ 「3つのヒントを話した筈だよ」
ピー  「その1.弁証法、その2.進化論、その3.染色体
    だったね」「でもさ、これだけじゃ分からんよ」
パパ 「それではお答えしましょう」
    「異なる染色体どうしで生殖作用をすると、進化のスピード
    が速くなるんだ」
    「だから、男と女が存在する」
ピー  「進化のスピード?」
パパ 「んだ、第三の性が存在すれば、更に進化のスピードが上がる」
ピー  「よう分からんが、じゃ何故第三の性が存在しないの?」
パパ 「自然界では、そこまでスピードを上げる必要がない、
     ということかな」「二つの性だけでもややこしいしね・・・」
ピー  「そこに弁証法がどう関係してくるのさ?」
パパ 「弁証法は関係しない」
    「進化という概念を認識し易くするだけさ」
ピー  「う~ん? おいらには、よく分からん」
パパ 「弁証法ちゅーのは、事物の変化を対立物の闘争と捉えるんだ」
    「そして、その闘争を通じて、矛盾の少ない方向へ事物が変化
    して行くと説く」
ピー  「うんうん、対立物とは男と女だと言ったよね」
    「じゃー、矛盾とは?」
パパ 「ここでの矛盾とは、環境変化とそれに適応しようとする生物の
    変化状況の総体を指す」
    「あらゆる事物は、個別の矛盾をはらんでいる総体であると
    解釈するんだ」
ピー  「分からんのう?」
パパ 「環境変化に対して敏速に対応するには、進化のスピードを
    上げる必要がある」「でないと、多細胞生物は絶滅するんだな」
    「多細胞生物は、構造が複雑じゃけん、自身で簡単に変化でけん」
ピー  「ほう・・・」
パパ 「だから、男と女の染色体が、闘争することによって進化を加速
    するというか、うまく適応できる生態系を生み出すんだ」
ピー  「進化というのは、矛盾が少なくなる方向へ行くということかぁ」
    「これは、競争原理じゃんか~」
パパ 「でもさ、男女という異なる染色体どうしで生殖作用をすると、
    何故進化のスピードが上がるのか? これは、科学的に説明
    し難いんだなぁ」「嘘かも知れない。ま、推論なんだけどね」
    「だからパパは、弁証法の概念を持ち出して、多分こうだろうと
    思惟的に認識したのさ」
ピー  「宇宙や自然は変化して行くんだろ」
    「生物は、その変化に対応するために進化が必要なんだね」
    「しかし、おいらが考えるに、生物が進化しているようには
    感じないんだけどねぇ」「カエルはカエルじゃんか」
パパ 「そのように、事物が始めからあったように考える事を
    形而上学(けいじじょうがく)と言う」
    「形而上学は、事物を静止して見るんだ。弁証法とは対極を成す」
ピー  「でも、何も無けりゃ進化する必要がないじゃん」
パパ 「進化の切っ掛けは、突然の天変地異だと考えているんだ」
ピー  「例えば?」
パパ 「造山運動による気候の変化とか、何千万年の周期で地球に
    やってくる大流星群の衝突とか、植物の光合成で酸素が
    大気中に充満してくるとか」
ピー  「酸素ねぇ~、30億年前の大虐殺のことだね」
パパ 「そういう絶滅の危機に遭遇すると、そこで対応的に進化が始まる
    と、パパは考えているんだ」
    「従って、自然の変化が緩慢な時は、進化も停滞する」
ピー  「突然変異とかは?」
パパ 「突然変異は、適応障害を起こして大抵駄目だね」
    「とんでもない方向へ行くのを、自然に防止してるんだろうね」
    「ま、突然変異は、数撃ちゃ当たる式かな」
    「でないと、世の中に突然変異ばかり出来ちゃう」
ピー  「しかしね、なんでまた宇宙というか、自然はそないな仕掛けに
    なっちょるのよ」
パパ 「パパも分からん」
    「ほんで、どうして宇宙や自然が変化するのか、科学で説明
    できないんだなぁ」
ピー  「宇宙的な運動が関係してるんじゃないの?」
    「ニュートン力学で説明でけへんの?」
パパ 「ニュートンは古いし、量子力学でも説明でけへんのとちゃうか」
    「その説明できない部分を補完するのが、哲学と宗教だと、
    パパは考えている」
ピー  「なるほどねぇ~、我思う 故に我あり、か」
    「我とは何ぞや。なんちゅーのは、科学で説明でけんわな」
パパ 「え~とね、医学が未発達の頃は、シャーマンというか、
    呪い師が医を担当していた」「呪文を唱えたりしてね」
    「しかし、医学が発達してくると、呪文より医術の方が明らかに
    効くと分かってくる」「すると医者が呪い師に取って代わる」
ピー  「天動説とかもそうだね。宗教の間違いを科学が証明したりする」
    「矛盾に仮説を立て、実験や観測によって事実を証明する」
    「科学は実証主義だね」
パパ 「反対に宗教は、観念的だと言える」
ピー  「科学が発達してくると、宗教も不要になるの?」
パパ 「高等生物にとって、観念的な不安が解消しない限り、
    宗教は必要だと考えているんだ」
ピー  「高等生物の・・・ 観念的な不安?」
パパ 「次回は、宗教の話をしようか」

2009年2月22日日曜日

柚子の木の剪定です。


おっ父とおっ母は、これから交代で、ハシゴの上で枝の剪定。
今は、おっ母がやってる。 おいらは、ハシゴの見張り番なんだ。

おっ母は、勢いがついて、どんどん上へ伐り上っていくけど・・・
おっ母ー、落ちんなよー! 地響きするぞー。

おっ母 「実を採ったよ。  ピート、バケツを持って来て、実を受けてー!」

この汚ーいバケツでいいのー?

ササミジャーキーひとくち分の仕事にしては、ちょっと割に合わねえや。
おいらは、フランダースの犬じゃないんだぞーっ!
ほんまにもう、イヌ使い荒いんだから。

2009年2月21日土曜日

♪ サンデーくん、でーす!


京都のママ(ピートのパピーウォーカーさん)から、お誘いをもらった。
レトパピーまみれになりたかったおっ母は、もう嬉しくて嬉しくて・・・。

何でも、おいらのマネをしてみるんだね。
ピンと上を向いたシッポが、とってもかわいい。

記念写真を撮るんだって。  

あの~、サンデー君ってば、正面向いてくれませんかあ~。

サンデー君、グッド、グッド!!

おっ母は、サンデー君をなかなか離さないんだ。
おっ母、拉致しようなんて考えてないだろうね!
              (ちょこっと考えてたかも・・・)

2009年2月19日木曜日

猟犬・・・?


おっ父とおっ母に、超新鮮な鴨肉の『鴨鍋』を食べさせたくて、
おいら、必死に追いかけたけど・・・。

2009年2月16日月曜日

あ~あ、疲れたっと。


雨が降らない限り、毎朝、しっかり散歩。
おっ母が決めた四通りのコースは、どれも所要時間1時間半強。
今日は、なぎさ公園を歩いたけど、すごい風で、対岸まで吹っ飛ばされるかと思ったぞい。疲れたあ~~!

2009年2月14日土曜日

日課でーす。


おいらじゃなくて、おっ父の・・・。
生活習慣病の予防というか、ちょびっと足を突っ込みかけてるから、
はい上がるため。

おいらと一緒に、ドッグフード食べっか?

おっ母も、気ぃ付けや~。
最近、めっきり太っちょになってきたで~。

2009年2月13日金曜日

ピートとパパの会話(その46 秋葉原?・アキハバラ?・アキバ?


パパ 「秋葉原って知ってる?」
ピー  「何やら凶悪事件ばかり起こるところだろ」
パパ 「それは一面だけだね」
ピー  「あ~、フィギュアとかさ、オタクの集まる場所だ」
パパ 「それもここ最近の話だね。確かに人形屋は増えた」
    「それでは本当の秋葉原を教えよう」
ピー  「本当の秋葉原?」
パパ 「秋葉原は、終戦後旧日本軍の電気部品や進駐軍の
    横流しというか、電気のヤミ市から出発したんだよ」
    「当時の秋葉原は、そういうスラムの街だった」
ピー  「ほ~、ヤミ市ねぇ」
パパ 「そういうヤミ市の生き残りの人が、未だに電気部品の
    店をやっているんだよ」
    「今は量販店になっている秋葉原の何々電気とか、
    何々無線とかは、ヤミ市のおっさんが作った会社だよ」
ピー  「ヤミ市から量販店に育て上げたとは凄いね」
パパ 「今でもね、ヤミ市ではないけど、当時の形態を
    残している店が一杯ある」「頑固親父や江戸っ子気質の
    親父がやっている店だ」
    「実は、そういう店が面白いんだな~」
ピー  「どういう店なん?」
パパ 「電気・電子部品の店なんだけど、真空管からミサイルに
    搭載可能な半導体部品まで扱っている」
    「畳2畳くらいの店が殆どだよ」
ピー  「えー、そんな狭い店で商売が出来るの?」
パパ 「そういう店の存在は、マニアしか知らないけど
    秋葉原には一杯あるね」
    「店員は、マニア以上の知識を持っている人が多い」
    「真空管でも、その製造メーカーの品質から特性まで知って
    いて、マニアに使用法のアドバイスが出来るんだ」
ピー  「凄いね。ヨドバシカメラでは出来ないの?」
パパ 「量販店の店員は、値引き交渉が専門なんだよね」
    「難しい質問をすると、答えが返ってこないけん」
ピー  「ふ~ん、店員さんも大変だね」
パパ 「そのなかに、元海軍少尉がやっている店があったんだ」
    「この店は、電気部品のジャンクというか、要はガラクタを
    売っていた」「店も汚いし、部品に触ると手が真っ黒になる」
ピー  「オエ、商品だろ? 触った手が汚れるなんて信じられへん」
パパ 「そりゃもう、由緒正しいヤミ市の流れを汲む店じゃけんね」
    「で、この海軍少尉は、終戦時に日米両軍の命を受け、
    マッカーサーを日本に無事進駐させるため、沖縄の米軍と
    シーメンスの50kwの無線機で連絡を取ったんだ」
ピー  「そんな話が聞けるの?」
パパ 「大袈裟に言えば、マッカーサーは、この少尉殿のお蔭で
    無事に厚木飛行場へ降り立つことが出来たのさ」
ピー  「飛行機のタラップから、コーンパイプを咥えて降り立つ
    有名な写真だろ」
パパ 「そうだよ~、店に行くと色々喋ってくれたけど、
    2年ほど前に亡くなった」
    「余談だけど、アメリカがイラクで第一次湾岸戦争をやったよね」
ピー  「それが何か?」
パパ 「あの時、砂漠の砂嵐で静電気が起き、半導体の無線機が
    故障したんだ」
ピー  「静電気で故障するの?」
パパ 「で、米軍は、急遽保管していた真空管式無線機を持ってきて
    通信を確保したんだよ」
    「真空管は、核攻撃の強烈な電磁波にも耐え得る」
ピー  「えぇ~? 米軍のような近代的軍隊でも真空管機器を
    保存しているの~?」
パパ 「面白いだろう。その湾岸戦争時の真空管無線機群が、その後、
    秋葉原で大量に出回ったんだ」「少尉殿の店で扱ったんだよ」
ピー  「他にはどんな人がいてはるの?」
パパ 「あるジャンク屋で、一人の若い店員と知り合ったんだ」
ピー  「その店も手が汚れるの?」
パパ 「勿論汚れる」 
    「この青年は、単に電気部品が好きでジャンク屋の店員を
    していると、パパは思っていた」
    「しかし、後でとんでもない青年だということが分かった」
ピー  「ふ~ん?」
パパ 「本職は歯医者でさ、ピアニストでもあったんだよ」
ピー  「え~、また何なんその人?」
パパ 「実は、父親と喧嘩して家を飛び出していたんだ」
    「実家も歯医者だ」「飛行機が好きでさ~、少年のように
    語ってくれた」
ピー  「世の中分からんねぇ」
パパ 「ある日、そのジャンク屋を覗くと、浮かぬ顔をして胃を
    押さえているんだ」
    「話を聞くと、’ウィーンに留学することになって、アパート
    も決まったんだけど、心配で心配で’、ということだった」
ピー  「ウィーンって、音楽留学したんだね」
パパ 「無事帰国して、横浜でピアニストをしていると聞いたよ」
    「秋葉原には、このように身を隠している人も多い」
ピー  「本当は、かなりアカデミックな街なんだね」
パパ 「そうだよ~。もう一人、中古オーディオ製品を扱う親父がいる
    んだが、この親父にも驚かされたな~」
ピー  「どんな親父さん?」
パパ 「風体は、単なる修理屋のおっさんじゃった」
    「実はこのおっさん、ドイツへ2年間留学したピアニストだった」
    「この人は、時々リサイタルを開いているし、奥さんは声楽家だ」
    「話すと控えめな紳士・淑女だったね~」
ピー  「秋葉原って、一体何なん?」「テレビで見るアキハバラと
    全然違うじゃんか」「萌えとかさ~」
パパ 「はは、あれは、アキハバラで一儲けを企む人達の宣伝だ」
    「本当の秋葉原は、もっと学術的な街でもある」
ピー  「秋葉原って、ますます分からん」
パパ 「アキバやアキハバラと秋葉原は、区別して認識すべきだ」
ピー  「なるほど」
パパ 「小さな2畳ほどの部品屋が集まっているビルがあって、
    この人達を取り纏めている親分がいるんだ」
ピー  「知ってるの?」
パパ 「よく部品を負けてもらったよ」「この前大腸がんの手術を
    して煙草を止めた」
    「で、この親分さんは、絶対にこのビルにはフィギュア屋を
    入れん、と言っていた」「電気の街の雰囲気が壊れるそうだ」
ピー  「秋葉原は電気の街で、萌え~、の街じゃないんだね」
パパ 「そうだよ。国家公務員がジャンク屋の店番をしていたりさ」
    「秋葉原とは、そういう面白いところでもある」
ピー  「TV番組で紹介するアキバは、興味本位過ぎて面白くないね」
    「パパは、なんか裏話も沢山知っていそうだな」
パパ 「んだ、秋葉原に長年通っていると、色々なことを耳にする」
    「看板娘の話とか、店のオーナーの息子がどうとか」
    「店のおっさんやアンチャンの趣味とか癖もね」
    「倒産情報とか、手形がどうなったとか、夜逃げしたとかさ」
ピー  「何でそんな情報がパパに入るのさ」
パパ 「そらもう長年秋葉原に通ったからね。ヒヒヒ」

まだ早いかな!


おっ母~、一つだけもらっても、いいっすかあ~?

2009年2月11日水曜日

ウグイスも鳴いた!


琵琶湖が、穏やか。   風がなくて、湖面が鏡のよう・・・。
日差しも、とってもやわらかでさ~。    今日、・・・逢いたかったよーー!

琵琶湖ホールをぐるりと周って・・・      帰りまーす。

2009年2月9日月曜日

春が来る前に・・・


今日のおっ父は、『きこり』さん。 
チェンソーで、太い幹も、どんどん切り倒すんだ。
           休憩中に、ヘルメットいただき!

いたずらに飽きたら・・・
この枝だけに、異常に執着。  (・・なんでだろ???)

皮を剥き続け、かじって、咬んで・・・ (ネコにマタタビ状態)

皮を剥いたら、あっちこっちへ運んで・・・


2時間経っても、頑として放さない。


結局、この枝は、車に積んで持ち帰りました。

2009年2月5日木曜日

今日は、とっても良い天気!


何かいいもの落ちてないかなあ・・・。
ただ今、捜索中。  見つけた物は・・・

いつもと変わらず、ただの棒切れ。

小さな棒切れで、飽きずに遊ぶ。


まだ咥えてる。


(自分の世界に没頭しているピートには、放ったらかして、先に進むのがベスト!)

どこいくのーーーー?  待ってってばーーーー!

2009年2月4日水曜日

ピートとパパの会話(その45 2トラ38って?)


ピー  「上の写真は何?」
パパ 「テレコだよ」「マニアは、ツートラ・サンパチと呼んでいる」
    「2トラック・38cmねっ」「テープが1秒間に38cm進む」
ピー  「こんなの誰も使ってないんじゃない?」
パパ 「マニアはいまでも使っているし、生録音もやっちょる」
    「テープも売っているよ。ドイツ製だけど」
ピー  「こんな古臭いものは聴く気がしないね」
パパ 「何をぬかみそ ほうれん草」「それは素人の言動だね」
    「音質は、レコードよりずっと良い」
ピー  「うん? 初耳だね」
パパ 「レコードちゅーのは、内周に行くに従って波長が短くなり、
    音質が落ちる」「特に高音の落ちが著しい」
ピー  「それも初耳だねぇ」
パパ 「だから、いっちゃん聴かせたい曲は、レコードの外側
    というか、外周に録音するんだ」
    「内周に録音する曲は、どうでもええバラードにするとか、
    そういう工夫が必要になる」
    「これはもう、レコードの物理的な宿命だね」
ピー  「テレコは、そういう宿命が無いと言う訳?」
パパ 「1本のなが~いテープだからね、外周・内周なんて無い」
    「だからレコードより音が良いんだよ」「ま、家庭用の電蓄
    では、聴いても分からないくらいの差だけど」
ピー  「CDとはどうなのさ」
パパ 「CDには負ける」「しかし、CDは誤解さているんだな~」
    「CDは、レコードよりも音質が落ちると思っている人がいるけど、
    勘違いじゃよ」「昔のマスターテープからCDに落とした
    ソフトを聴くから、音が悪いと思ってしまうんだ」
ピー  「と言うことは、逆にCDは音が良いと思っている?」
    「だから逆説的にCDは音質がどうの、って批判するんだね」
パパ 「そのとおり。古い音源は、レコードの制約条件下で録音
    したものだからね」「そんなのをCDに焼いたって駄目だ」
    「最近のディジタル録音の音質からすれば、レコードなんて
    目じゃないよ」
    「レコードは、理論的観点から見れば、単なる懐古趣味だね」
ピー  「じゃ、CDで聴けばええじゃん」
パパ 「でもパパは、レコードも大好きなんだなぁ、これが」
ピー  「でさ、何故テレコなん?」
パパ 「フフ、音楽を聴いているという雰囲気を醸し出すんだ」
    「大きなリールがクルクル回っていると、
    如何にも聴いてまっせ、という気分になる」
    「しかも、放送局で使っている10号テープじゃけんね」
ピー  「また大袈裟な」「で、何を聴いたん?」
パパ 「ヴィンテージ・テレコだからね、曲もヴィンテージだ」
    「ピートは何曲知ってるかな~」

   (いっそセレナーデ:井上陽水)(心もよう:井上陽水)
   (待つわ:アミン)(不思議なピーチパイ:竹内まりや)
   (ダンスはうまく踊れない:石川セリ)
   (想い出ぼろぼろ:内藤やす子)(人形の家:弘田三枝子)
   (ロダンの肖像:弘田三枝子)
   (なのにあなたは京都へいくの:チェリッシュ)
   (私は泣いています:リリィ)
   (花嫁:はしだのりひこ と クライマックス)
   (想い出の渚:ザ・ワイルドワンズ)
   (あの日にかえりたい:荒井由美)
   (ローズガーデン:リン・アンダーソン)
   (そよ風にのって:マージョリー・ノエル)
   (ジョージガール:シーカーズ)
   (ホンキートンクウィメン:ローリング・ストーンズ)
   (恋のかけひき:ハミルトン・ジョーフランク&レイノルズ)
   (恋の終列車:ザ・モンキーズ)
   (ラブチャイルド:ダイアナロスとシュープリームス)
   (朝日のあたる家:アニマルズ)他・・・だよ。

ピー  「音楽ジャンルが支離滅裂じゃん」
    「ローリング・ストーンズのホンキートンクって何?」
パパ 「西部劇に出てくる安酒場のことだよ」
    「ピアノが調律不足でベンベンという音で鳴っているだろう」
    「あの雰囲気の酒場をホンキートンクと言うらしい」
    「ホンキー・トンクちゅーのはこれ」 ↓
ピー  「カントリーミュージックと関係あるんじゃないの?」
パパ 「そう、京都の宝ヶ池にホンキー・トンクというウェスタンの
    ライブハウスがあって、むかし行ったことがあるよ」
ピー  「パパは、ウェスタンも聴くの?」
パパ 「フォギー・マウンテン・ブレイクダウンがお気に入りさ」 ↓
    「ブルーグラスやヒルビリー、カントリーも聴くよ」
ピー  「何でも聴くんだね」
パパ 「そうだよ~、こういうものを時々聴くと、人生楽しい」

2009年2月2日月曜日

ズルイおいら・・・のつもりが、


おっ母が、コングにおやつを詰めてくれた。
自分で出すのは面倒くさいから、おっ父のところへ持って行った。

おっ父 「なんちゅうじれったいおやつタイムや。ちゃっちゃと食わんと美味ないわな。すぐに出してやるからな。」
                         ところが、・・・

小指を使って頑張るおっ父。 でも、おやつは、なかなか出てこない。
「おっ父、代わろうか? おいらのほうが、上手やで。」
 
結局、おっ父は諦めた・・・。 ほんまにもう、頼まんかったらよかったわ。

今日も『健康作りの散歩道』へ


ノーリードでも問題ない、最近よく行く、約1時間半の散歩コース。 

松ぼっくりを食べて、叱られているんだけど、心の中では全然反省してませーん。

『膳所の山辺を愛する会』の人達が造ってくれた、おいらのお気に入りの砦なんだ。

2009年2月1日日曜日

気持ちいいじょー


ラバーブラシでブラッシングしたら、全身のチェックも兼ねてマッサージ。
おっ父の頭皮もやってもらえば? スキンケアって、気持ちいいんだから。
   おっ父・・・「毛繕いっちゅうやつか。」