2016年6月25日土曜日

退院





術後、一日だけの入院で、
昨夜、ピートは退院しました。

帰宅するなり、しっかりガッツリとゴハンを食べました。

排泄も、自力で歩いて、自宅の畑で済ませています。
もう、脾臓破裂の心配は無くなりました。


とてもとても長く感じられる一週間でした。




ピートは、12歳10ヶ月の老犬です。

体力が完全に戻るまで、
今しばらく時間がかかると思いますが、
引き続き、夫と二人掛かりでサポートするつもりです。



今朝のピートです。

メチャクチャひどい目に遭いましてん。




ピートとの暮らしが一日でも長く続くことを祈りながら、
毎日を大切に過ごそうと思います。

今日をもちまして、「ボクはピートくん」を、
しばらくの間、お休みさせて頂きます。




当ブログへのご訪問、有り難うございました。







2016年6月23日木曜日

手術




今日の午後2時から始まったピートの手術は、
ようやく無事に終わりました。

手術の無事を祈って下さった皆様に
心より感謝申し上げます。


病院が閉まる時刻まで
麻酔から覚醒したピートに付き添い、
夫と私だけ帰宅しました。

ピートは、術後管理のため入院しています。

術後の痛みに耐えながら、
一人ぼっちで心細い思いをしているピートを思うと、
胸が張り裂けそうです。






ラブの10歳から後の年齢は、神様からの贈り物だそう。。。

重い病気に罹っても
痛い思いをさせるような治療はせず、
楽しいことをいろいろしてやって、
美味しいものをいっぱい食べさせて・・・

と、ラブ友さんと話したことがあります。

でも、その重い病気が
現実として襲いかかって来た今、
私が選んだのは、そうではなかった。。。






「ごめんね、ごめんね。」
術後の痛みに耐えるピートを撫でながら、
何度も何度も、謝りました。

突如として自分に降りかかった苦しみの理由を
何も理解できないピートにとって、
手術という選択は、地獄を見る思いだったに違いありません。



今は、この選択が、
これからのピートに残された犬生に、
決して間違いではないことを願わずにはいられません。








2016年6月22日水曜日

決断




昨日・今日と続けて、
腫瘍科のある病院へ行き、
腫瘍専門の獣医師に、
改めて、診察と検査をしていただきました。



諸検査の結果と獣医師の見解を聞き、
私なりに調べまくり、考え抜き、悩み尽して、
ピートの腫瘍の全摘出手術を受けることに決めました。



ピートの手術に踏み切った理由は、
   
   脾臓にある腫瘍からの出血は、すでに始まっており、
   いつ破裂してもおかしくない状態にあって、
   もし破裂したら、失血死は免れないこと。

   今のところ、一番転移しやすい肺を始めとして、    
   脾臓以外の臓器には、腫瘍が認められないこと。
   (但し、開腹してみないと確信は持てない。)

   消化管、心臓、肝臓、腎臓などの所見には異常がなく、
   脾臓以外の臓器は、すべて正常に機能しており、
   12歳10ヶ月という年齢の割には、
   手術に耐えられるだけの体力があること。
   
   

手術は、あさって6月23日午後。
外科の専門医が執刀してくださいます。





告知を受けてからの五日間、
一度も散歩に連れ出していません。

獣医師の指示により、
自宅の敷地内で排泄を済ませたら、
後は、ずーっと家の中。
破裂出血の恐怖など何も知らないピートにとって、
QOL(生活の質)は、だだ下がり状態です。

  


まずは一つ、大きなリスクを取り除き、
たとえ僅かの間でも、
ピートの大好きな散歩に行くために、
23日は、ピートと共に頑張ります。







2016年6月20日月曜日

三日経って





今朝のピートです。
いつもと同じ朝を迎えました。



獣医師から受けた幾つかのアドバイスに従う以外は、
普段とまったく変わらない暮らしです。


当ブログをご覧になって、
メールをくださった方、
電話をくださった方、
アドレスや電話番号が分からないからと、
お知り合いを介して御心配くださった方・・・

多くの方々から温かいお気持ちを頂き、
本当に有り難うございました。





台所に張り付いての「食活」も、
相変わらず続けております。





家庭菜園の野菜達も、
ピートを応援するかのように、
次々と実り始めました。










泣いてばかりしていては駄目ですね。
気持ちを奮い立たせなければ。。。



ピートがして欲しいことは、

常に、私と一緒に居ること。
好きなものをいっぱい食べること。



まだまだずっと、絶対に私の手元から離しませんから。。。






2016年6月18日土曜日

告知




脾臓にできた血管肉腫。
進行が早く、転移性の高い悪性の腫瘍。

獣医師から告げられた、ピートの病名です。


血液検査で貧血が分かり、
レントゲンやエコーをはじめとする精密検査の結果、
昨日、告知を受けました。

腫瘍の範囲は、脾臓に限られているとみられ、
肝臓や腎臓、その他の臓器については、
血液検査を含め、すべて正常でした。

ただ、貧血が認められるということは、
腫瘍からの出血を意味し、
さらに、血管内部で増殖し続ける癌細胞は、
血流にのって、すでに全身に散らばっている・・・

獣医師から受けたここまでの説明で、
私は、ハンマーで強打されたような衝撃を受け、
全身の血の気が引き、
その場に立っているのが精一杯でした。
すでに、頭の中は真っ白になり、
この後の病状の話は、ほとんど覚えていません。


引き続き、今後の治療についての説明を受けました。

まず、外科的治療として、脾臓と共に腫瘍を切除する。
続いて、全身に散らばっているであろう癌細胞を
抗がん剤でたたく方法。

「間もなく、13歳のピート君に、このやり方は、お勧めしません。
やったとしても、苦しい思いを強いたうえに、
完治を望むことは、非常に厳しいと思います。」

獣医師の静かで穏やかな説明をうわの空で聞きながら、
私の頬には、涙が止まることなく流れます。


「分かりました。
積極的な治療は、選択しないことにします。」
と言う私に続き、

今まで、ずっと黙って聞いていた夫が、
「これから、どのような経過をたどっていくのでしょうか。」
と、一言。

「体内にある腫瘍が、突然、破裂出血し、
そのまま、意識がなくなってしまう可能性があります。」
それが、答えでした。


「後、どれくらい生きられるか。」を、
夫も私も、最後まで口にしませんでした。

獣医師も、余命のことは、
具体的に何もおっしゃいませんでした。
有り難かったです。




ピートの身体の現状を
理屈では、充分に解ったつもりです。
でも、まだ、その現実を受け入れられません。

ピートの年齢からして、
いつかこんな日が来るかも知れないことを
ぼんやりと覚悟してはいましたが、
それが事実となると、
到底、受け入れられるものではありません。



大好きなお友達に出逢うと、
たちまちガウガウを始めるピート。

食べ物の気配を感じると、
すぐに食活モードのピート。

パソコンに向かう私の傍で、
今も、ピートは、大の字で眠っています。


普段と何も変わらない暮らしの中で、
ピートの身体が癌に蝕まれ続けることを
認めたくありません。

何をしていても、訳もなく、ずっと涙がこぼれます。



ピートには涙を見せず、笑顔を向けてやること。
今は、これだけで精いっぱいです。








2016年6月12日日曜日

吸ったるで~!





ご無沙汰しておりますが、
お蔭様で、元気に暮らしています。


ピートの換毛期は、すでに終わり、
抜け毛で悩まされることもありませんが、
朝散歩から帰った後の簡単なブラッシングは、
毎日欠かせません。



それと、もうひとつが、これ!
       (音量、注意してください。)

脂肪吸引と違うで~。


ブラシをかけた後でも、
取りきれなかった抜け毛って結構あるもんです。


この作業、わりと楽しいです、飼い主も。