でも、たった一日だけ晴れたその日に、日本百名山のひとつ、『編笠山』に登頂したんだ。
レッツ、レトレッキング!!
春まだ浅い南八ヶ岳山麓。 ここは、ウィルダネスアドベンチャーの入口。
先ず、登山者名簿に登録。 もちろん、おいらの名前もしっかり記入。
いよいよ、ここから頂上まで3時間半のレトレッキング開始。
おいらは、ノーリードになるんだ。
針葉樹林帯を行く。
先に行っては、何度も振り返って、おっ父とおっ母を待つんだ。
標高1880メートル地点。 ちょっと休憩タイム。
荒々しい南八ヶ岳の登山道。
おっと、道を間違えるところだったよ。 こっちこっち。
後ろに・・・ 雲の上から富士山が見えてるよ。
ここは、押手川という休憩地。
標高2000メートルを越えると、残雪があるんだよ。
みんな、登山靴にアイゼンを着けてるんだ。
おいらの爪は、アイゼンの役目をするから、凍結した登山道も平気さ。
出会う人が、みんなびっくりしてた。
鉄梯子の難所。 白樺林が続く。
こんな所は、まわり道して、先回りする機転も。
そろそろ森林限界。 おっ父、おっ母、気をつけてね~。滑るなよ~。
人間って、自然に弱いなあ。
岩場の稜線から首を出して・・・ おっ父とおっ母、頑張れよー!!
先に行って待ってるからね。
(こうして待ってたタフなヤツ。 ピート、3000メートル峰を望む)
手前に見えるのは、権現岳。奥にそびえるのは、主峰赤岳。
おっ父とおっ母は、赤岳に二回登頂したんだって。
空を見上げて・・・
おいらの背中遠くに蓼科山。 その向こうは、白樺湖・車山高原・霧が峰・
美ヶ原へと続く。
頂上の雪渓にて、しばし考える。
頭のてっぺんには、阿弥陀岳。どれも3000メートル級の高山。
じーっと一点を見つめて。
おっ父~、腹減ったあ~。(やっぱり、そうなるか。)
南アルプスを背に。
おっ母、初対面のおばちゃんと、しゃべりまくってまーす。