2008年7月23日水曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その1)


ピー 「何してるの?」
パパ 「JAZZを聴いているんだよ」
ピー 「JAZZって、よく分からないんだけど」
パパ 「日本人には無理かもね~」
ピー 「無理って?」
パパ 「JAZZの歴史を紐解くと、少し分かるかな」
ピー 「ん?」
パパ 「JAZZは、黒人の自由への解放表現なんだ」
ピー 「自由への解放?」
パパ 「そうだよ、スウィングとかビーバップの歴史を辿れば分かる」
ピー 「説明してよ」
パパ 「元々JAZZは、白人向けのダンス音楽として演奏されていたんだ」
    「この決り切った音楽演奏に、黒人達は物足りなさを感じたんだよ」
ピー 「ふむふむ」
パパ 「で、黒人達は、ホール終了後に自分達だけの音楽を自由に
    楽しんだ。それがスウィング・ジャズに発展したのさ」
ピー 「なんだ、ただそれだけのことか」
パパ 「話はそう簡単ではない」
    「黒人達は、先天的にオフビートなんだ。アップビートとも言う」
ピー 「何それ?」
パパ 「小学校で習ったじゃんか。1拍目は強く、3拍目は少し強くというの」
ピー 「それが何か?」
パパ 「この拍子が、黒人は1拍目弱く、3拍目も弱くなる」
ピー 「逆じゃんか」
パパ 「そう、それがオフビートなんだ。だから、日本人がJAZZの拍子を
    とると炭坑節になる。中には揉み手になる人もいる」
ピー 「アハハー、何じゃそれ」
パパ 「ここが日本人には難しい。JAZZを聴く場合の第一関門だな」
    「次回は、スウィングからビーバップへ、さらに公民権運動へと話を
     発展させよう」
ピー 「何だか難しいのう」
   (どうでもいいけど、去年の写真やんか。・・・・・・ママ)