ピー 「上の写真は、電子頭脳っていうんだろ?」
「パパが動かしていたん」
パパ 「大昔、チョコットね」
「では、ノーベル賞の話をしようか」
「ここでは、ノーベル賞へのプロセスについて語ろう」
ピー 「プロセス?」
パパ 「結果としての賞よりも、それに至る経緯が面白い」
ピー 「ふむ・・」
パパ 「パパの勝手な創造論から言うと、ノーベル賞は、
創造というよりも、予見と発見と継続と運の世界だな」
ピー 「え~、創造じゃないの?」
パパ 「創造と予見・発見は違うよ」
「予見や発見は、数ある物事のうちから、たまたま見つ
けた理論や現象だ」「この世に元々存在しているものを
取上げたに過ぎないから、創造とは言えないね」
「創造は、無から有を生じさせる事を言う」
「いずれにしろ、ノーベル賞は、予見・発見とその実証の
世界だな」
ピー 「またしても、一流の勝手無手勝流ウンチク論だな」
パパ 「んじゃー、ノーベル賞へのプロセスに入ろう」
「昔、パパが一緒に仕事をした人の中に、ノーベル賞を
受賞した江崎玲於奈氏と同じ研究チームに居た人が
いるんだ」
ピー 「パパが江崎さんと仕事をしていたんじゃないの」
パパ 「ノン、パパは与太郎組だったから無理だ。ははー」
「そのチームというのは、電子材料の物性研究をしていたんだ」
「で、その人が言うには、・・
(我々は、電子材料の物性を片っ端から調査していたんだが)
(その中に変な特性を示すものがあった)
(ワシらは、そんなもん全部捨ててしもうたんじゃ)
(な~んも役に立たんと思ったけんね)
(しかし、彼は(江崎氏)、それを大事に持っておったのじゃよ)
(それが、後のノーベル賞に繋がったんじゃ)
ということを語ってくれた」
ピー 「う~ん、物事の結果を得るには、諦めないことかぁ」
パパ 「語ってくれた人は、それがノーベル賞と凡人との分かれ目
だと言っていたな」
ピー 「だから、ノーベル賞は、予見・発見、継続研究、実証、
及び、その後の運ということかぁ」
パパ 「んだ」
「次回は、農業の話に戻ろうか」
ピー 「おいらは、ドッグ・フードの話がエエな」