2009年1月27日火曜日

ピートとパパの会話(その44 大阪までのフライトNo3)


ピー  「上の写真は何?」
パパ 「パパの無線局だよ。アメリカ軍が使っていたものだ」
    「これであらゆる通信が聞ける」
ピー  「なんでそんなものが家にあるの?」
パパ 「スパイじゃないよ」
    「では、国際線の話をチョコットやろうかね」
ピー  「国際線のフライトも同じなの?」
パパ 「同じだけど、洋上を飛ぶからVHFの電波が届かないんだ」
    「だから遠く離れると短波で管制官と交信するんだよ」
ピー  「ふ~ん、交信内容は同じなの?」
パパ 「そうね、違いは海外の管制官と交信することかな」
    「全てレーダーで監視されているし、その点は国内と同じだね」
    「国際線も航空路というのがあって、各ポイントで位置通報、
    高度、残燃料、外気温等を連絡するようになっている」
ピー  「外気温ってどれくらい?」
パパ 「高度10000m以上を飛行するから、大体マイナス45℃だね」
ピー  「凍ちゃうね。なんでそんな高空を飛ぶの」
パパ 「空気が薄いから抵抗も少なく、燃料消費も少ないんだ」
    「しかし、離陸当初はね、燃料が満タンだから重たくって
    高度が上げられないんだよ」
ピー  「すると、燃料を消費して軽くしないと駄目なのかぁ」
パパ 「だけど、操縦士の評価は、如何に少ない燃料消費で目的地に
    到着出来るかで決まる。じゃけん、無闇に燃料を消費でけん」
ピー  「え~? そーなの?」
パパ 「んだ、だから飛行機同士で経済的に飛べる航空路と高度の
    取り合いになる」
    「前を飛んでいる〇×航空の飛行機を低空で追い抜いて、
    先に燃料消費の少ない航空路に乗っかるとかさ」
ピー  「抜け駆けじゃん」
パパ 「ライバル会社の飛行機は、何ノットで何フィートの高度
    を飛んでいるから、管制官はこう指示を出すだろうから、
    先に要求を出して手を打つとかさ」
    「国際線は、離陸した当初が大変なんだわさ」
ピー  「だから、取り合いになるちゅーか、管制官との駆け引き
    になるのかぁ」
パパ 「後は、国内管制と同じ方法で飛行するんだ」
    「実際の飛行を超簡単に紹介したものがあるよ」↓
   (ヤンゴンまでのフライト)

   「国内線の離陸と着陸はこれ↓ ちと古いけど、前回紹介した
    操縦士と管制官との交信が聞けるよ」
   (羽田離陸)
   (大阪着陸)