2016年12月5日月曜日

最期の日のこと




今年の6月に、
脾臓にできた血管肉腫を
脾臓ごと摘出して以来、
ずっと穏やかな日々を送り、
手術後、動物病院へ行ったのは、
11月14日の嘔吐の時だけでした。

亡くなる11月30日。
ピートは、初めて飲食物をすべて拒否しました。
この時、診察を受けさせようか、随分と迷いました。

でも、前日までとは違うピートの息づかいに、
車に乗せて動物病院へ連れて行く、
それ自体に危険を感じました。


         
           今、つくづく思います。
           あの時、連れて行かなくて本当に良かったと。



ピートが暮らしてきた部屋で、
ピートに寄り添い、撫で続ける間、
ピートは、何度も何度も、繰返し繰返し、
私達の顔を見上げました。


「おっ父、おっ母、有り難う。
とっても楽しい一生やったで~。」


ピートは、そう言いながら、 (きっと。)
私の腕の中から、虹の橋へと旅立ちました。

デヘッ。  めっちゃカッコええやろ!



自分で言うかっ。