2010年3月19日金曜日

ピートとパパの会話(その90 教育と先生の組合Ⅲ)


パパ 「前回の教育の剰余価値ΔMは解ったかい?」
ピー  「教育の剰余価値は、商品を扱うような数式で表せない
    と言う事が解った」
パパ 「それじゃ、パパが先生の組合にビートルズの’Revolution’
     を贈った意味合いは?」
ピー  「タイトルが革命と言う事は解ったけれど・・・・」
パパ 「では、ジョン・レノンの歌詞を見てみよう。1968年作だよ」

  You say you want a revolution
  Well, you know  We all want to change the world  
  You tell me that it's evolution
  Well, you know  We all want to change the world
  But when you talk about destruction  
  Don't you know that you can count me out
  Don't you know it's gonna be all right
  alright, alright・・・・・・・

  革命を起こしたいとあんたは言うそうだね
  誰だって世の中を変えたいと思ってる
  それがすなわち発展だとあんたは言うそうだね
  誰だって世の中を変えたいと思ってる
  だけど 破壊活動に頼ろうというなら  
  悪いが僕は加担する気はない
  そんなことするまでもなく 今に何とかなるさ
  大丈夫 何とかなるよ

  いい解決策があるとあんたは言うそうだな
  じゃあその計画とやらを聞かせてもらおうか
  そのために寄附が欲しいとあんたは言うそうだな
  僕らにできることならするよ
  だけど 憎しみに凝り固まった人々の活動資金に
  するつもりなら  僕に言えるのは ゛早まるな゛ のひとことだ
  そんなことするまでもなく 今に何とかなるさ
  大丈夫 何とかなるよ

  体制を変えてやるとあんたは言う
  それよりもあんたの頭の構造を変えてやりたいね
  新しい社会をつくるんだとあんたは言う
  それよりもまず自分の精神を解放したらどうだい
  毛主席の写真を持ち歩いてるようじゃ
  革命なんてとてもおぼつかない
  そんなことするまでもなく 今に何とかなるさ
  大丈夫 何とかなるよ ・・・(google訳)

ピー  「これ、1968年作だって~」
パパ 「そ、革命旋風が世界中に吹荒れていた頃だ」
    「中国共産党は、ソ連のフルシチョフ修正主義を猛烈に批判し、
    紅衛兵が滅っ茶苦茶な文化大革命をやっていた時代だよ」
    「カルチェラタン闘争や新宿開放区なんちゅーのもあったなぁ」
ピー  「ほう、ビートルズのRevolutionってのは、その頃に作られたんだね」
    「詞から察するに、革命を否定しちょる」
    「先生の組合も見習わなくっちゃね」
パパ 「でも、1969年のWOODSTOCKには、何故かビートルズは参加
    しなかった」
    「では当時、ベトナム戦争で地に堕ちた感じだったアメリカ国歌を
    ジミヘンの演奏で聴こう」
ピー  「喧しくて聴いてられないよう、ったく」
パパ 「そういう場合は、WOODSTOCKの精神でもって聴こう」
    「愛と平和の3日間だ」
ピー  「それでもおいらには五月蝿い」
    「Revolutionの歌詞に出てくる’毛主席’って誰よ?」
パパ 「毛おじさんやフルシチョフ修正主義の件は、話すと目茶長くなるから
    またにしよう」
ピー  「ほんじゃ、もう一度’Revolution’を聴いて、歌詞に込められた
    意味合いを感じ取って見るか」