2008年8月31日日曜日

何してるの??


ピートパパ 「足跡消してるんや。」
おいら  「この前、油拭きしたとこやのにな。  誰が付けたん?」
ピートパパ 「靴履かんと、外を歩き回るヤツや。」
おいら  「ドロボウは、外でも靴履いてるし~・・・?」
ピートパパ   「・・・・▼〇※#±0℃∫Σ√・・・・熱出るわ。」

2008年8月30日土曜日

似てないっか!


コペンハーゲンは、人魚姫。
膳所公園は?     ・・・おいらです。
(水嫌いなのに、こんなとこへは平気で行く。 なんでや。
 ピーやん、足、濡れて汚れてまっせ~。)

ピートとパパの会話(JAZZ編その12)


ピー 「今日は、アルテックの話だったね」
パパ 「アルテック(ALTEC)というのは、米国の音響メーカーだよ」
    「主に業務用音響機器の製造・販売で世界的に有名だ」
    「劇場や映画館、録音スタジオに機器を納入している」
    「長野オリンピックの音響設備もアルテックの機器だった」
ピー 「アルテックとパパとの関係は?」
パパ 「数年前、秋葉原のビンテージオーディオを扱っている店で、
    ALTEC 604Cというモニタースピーカーの音を聴いたのが
    事の始まりだよ」「それ以外は無関係だ」
ピー 「ほう、どんな音だったの?」
パパ 「そらもう、度肝を抜かれたね」「ジャズのサックス演奏
    だったけど、音が極めて鮮明で、これぞジャズという
    音色だった」
ピー 「それで購入したの?」
パパ 「いや、パパが購入したのは、銀色のスピーカーボックスに
    入った604Eという口径38cmのモニタースピーカーだ」
    「スピーカーボックスの名称は612Aで、通称銀箱と
    呼ばれている」
    「604Eは、少し前までスティービー・ワンダーのスタジオ
    でも使用されていたんだよ」
ピー 「で、音質は?」
パパ 「家庭用の甘いサウンドに慣れた耳には、恐ろしく鮮明で、
    強烈なハイパワー・サウンドとして聴こえる」
    「例えば、中島みゆきの'希望の星'は、曲の出だしに太鼓が
    鳴るんだけど、その音圧に飛び上がるほど驚くよ」
    「しかし、家庭用スピーカーで聴くと、何でもない太鼓の音だ」
    「これが同じCD音源から出てくる音とはとても思えない」
ピー 「音が大きいのかな」
パパ 「音の大きさではなく、恐ろしいほどのエネルギー感だね」
    「そらもう、実際に体験しないと分からない音だけど、自動車で
    言えば、F1とセダンが競争しているくらいの差がある」
    「世界がまるで違う感じだ」
ピー 「プロフェッショナルの現場では、そんなのが使われているの?」
パパ 「そうだよ、ALTEC 612A+604Eは、50~60年代の米国及び日本
    のスタジオ標準モニターだった」「このスピーカーによって、
    多くのヒット曲が編集され、世に送り出されたんだ」
ピー 「ジャズもそう?」
パパ 「勿論だよ。マイルスやコルトレーンも、604Eでプレーバック
    される音を聴きながらジャズを演奏したと思うよ」
ピー 「そうか~、マイルスも聴いていたスピーカーかぁ」
パパ 「うん、全ての曲が604Eで作られたとは限らないけどね」
    「そもそもモニタースピーカーと言うのは、音の監視を行う
    スピーカーのことなんだ」
    「だから非常に繊細な音が出るんだよ」
ピー 「どういう事が分かるの?」
パパ 「この前、604Eで 'アニタオディ' のボーカルを聴いていたんだ」
    「その時、左右から出る声の音質が異なって聴こえたんだよ」
ピー 「ステレオだから左右で音質が異なって当然じゃん?」
パパ 「ボーカルは、声が左右に分かれていても、同じ音質で聴こえる
    のが普通だよ」
    「で、右側から出る声が、ほんの少しサ行がきついんだ」
    「この時、右スピーカーからは、同時にシンバルの音が出ていた」
    「つまり、トラックダウンを行うミキサーが、シンバルの音を
    強調するために、ほんの少し右側の高音部を持上げる操作を
    したんだ」
    「だから、右側から出るアニタの声も、その操作につられて
    高音部が少し持ち上がり、サ行がきつくなったのさ」
ピー 「モニタースピーカーで聴くと、そんなことまで分かるの?」
パパ 「そ、制作者の意図が聴き取れる」
ピー 「やっぱり曲じゃなくて音だけを聴いてるねー」
    「だから大袈裟なスピーカーでないと満足できないんだよ」
パパ 「なるほど、自分では気が着かないことだなぁ」
ピー 「大体素人ほど大袈裟な装置で聴いているんじゃないの~?」
    「604Eは、音を編集するスピーカーであって、その為の単なる
    道具だと思うね」「音楽を楽しむスピーカーじゃない気がする」
パパ 「おっ、パパの言ってきたことを理解していると言うか、
    辛口の意見でもあるな~」
    「最近さ、604Eで編集された音を604Eで聴いても、
    何の意味も無いんじゃないかって、思ってもいる」
    「何故なら、家庭用スピーカーで聴いても問題が無いように
    604Eで編集するのであって、その集大成は家庭用スピーカーで
     聴いてこそ意味を持つ、と思う」
ピー 「604Eで音楽を聴くのは、単なる分析趣味だよ」
パパ 「そのとおりだね、機材マニアの部類だ。ハハハ」
    「ただね、アルテックのモニタースピーカーの音色は、
    ジャズに向くんだな~、これが」
    「次回は、ジャズとスピーカーの音色について話そう」

2008年8月29日金曜日

散歩待ち


涼しくなってきたから、散歩は朝食後に変更だって。
気候が良くなってくると、人間は早起きが辛くなるらしい。
ということで、おいら、ただ今待機中。

2008年8月28日木曜日

耳に、セミ入ったあ~


と、思ったけど、枯れ葉が落ちてきただけ。

2008年8月27日水曜日

ごっきげん!


久しぶりにウィリーママに逢えて、超ごっきげんのおいら。
ウィリーママ、いつもいつも、ご馳走様!
ちなみに、ウィリー君は、今、盲導犬として活躍中なんだ。

ピートとパパの会話(JAZZ編その11)


ピー  「ジャズ用のスピーカーってあるの?」
パパ 「何処のメーカーも、ジャズ用としては作っていないね」
    「スピーカーは、大雑把に業務用と家庭用に分類される」
ピー  「どう違うの」
パパ 「業務用は、耐久性、信頼性、メンテナンス性を重要視
    するね」
    「更に業務用は、スタジオや放送局で使うモニター用と、
    PAといってライブや劇場・映画館で使うものに分かれる」
    「PA用は、音を遠くへ飛ばすことを目的に設計されるんだ」
ピー  「家庭用は、おいら達が家で聴くスピーカーだね」
パパ 「家庭用スピーカーは、何よりも耳障りが良いように設計
    調整してある」「何を聴いても問題なく再生するね」
    「車で言えばセダンかな」
ピー  「家庭用にもモニタースピーカーってのがあるね」
パパ 「それは名前だけだね」「本物のモニタースピーカーは、
    全く素性が違うよ」
ピー  「素性って?」
パパ 「先程も言ったように、家庭用スピーカーは音質にかなりの
    細工がしてあるんだ」
    「低音増強や高音増強の措置を行ったり、綺麗な音で聴こえる
    ように、ある周波数帯域のみを強調・減衰させたりするんだよ」
    「数百万円の高級品でも、家庭用は細工を施してあるようだ」
    「その細工度合いによって、各々のスピーカーの音色が
     若干異なってくる」
ピー  「ふ~ん、業務用のモニタースピーカーは?」
パパ 「家庭用と違い、音質に影響を及ぼすような細工はせず、
    只々高忠実度設計になっている」
    「だから、世間で言う綺麗な音とか良い音はしないね」
ピー  「え~っ!、どうして? モニタースピーカーだろ」
パパ 「ふふ、モニタースピーカーはね ' 正しい音 ' がするんだよ」
    「ここが重要」
   「スタジオでは、スピーカーで音をモニターしながらレコードや
    CDを作るから、正しい音が出ないと音楽編集も正しくできない」
ピー  「その正しい音って?」
パパ 「録音時の音が、ありのまま再生されることだよ」
   「だから録音がマズイと、その音がモロに出てくる」
   「家庭用スピーカーでは、この音のマズさを聴き取れないんだ」
   「それに、出来上がった音楽媒体は、放送局や劇場でも使用
    するから、変な音で作成されていると問題になるんだよね」
   「演奏者にも失礼だよ」
   「海外製品なんかで粗悪品もあるけどね」
ピー  「エエ加減な音では駄目なんだね~、プロは厳しいなぁ」
パパ 「家庭用スピーカーは、そこまで緻密な音楽再生を必要としないから、
    音の繊細さに乏しいね」
   「これは、本物のモニタースピーカーを聴いて初めて分かることだよ」
ピー  「だからおっ母が、普段聴いているスピーカーは霧がかかったように
    聴こえる、と言っていたのかぁ」
パパ 「そうだよ、おっ母も時々本物のモニタースピーカーで聴いているから、
    耳が肥えてきたのさ」
   「正しい音とは、物凄く鮮明に聴こえることでもある」
   「でも、本物で聴くと緊張するし、家庭用のスピーカーの方が遥かに
    リラックスして音楽を楽しめるよ」「音じゃなく曲を聴くんだから」
ピー  「うちにある家庭用スピーカーって?」
パパ 「米国インフィニティ社のKAPPA90だよ」「2個で重量80Kg、300Wの
    パワーまで耐えられる」
ピー  「そんな重いのが家庭用?」
パパ 「そう、単なる家庭用で、低音が良く出るように設計されている」
   「高音も伸びやかで綺麗な音質だ」
   「逆説的に言えば、音のクォリティに欠ける・・・のさ」
   「人工的な音で、正しい音が出ていない」
   「BGMとしてジャズを聴くなら素晴らしい音だけどね」
   「ま、デザインが気に入ったから購入したんだ」
ピー  「スピーカーは外国製の方が良いの?」
パパ 「マニアの間ではそうだね」
   「小型スピーカーで良い音がしたのは、英国のモニターオーディオ社
    のものだったな。とても上品な音だったから印象に残っているよ」
   「まぁしかし、実際に聴いたところ、家庭用は数万円から
    数百万円まで、内外製品ともそんなに変わらん音だ」
   「某リン社の600万円級の家庭用ステレオだって、実際に聴いた感じは
    ラジカセの音と余り変わらんぜ、と言うとまた叱られるな」
ピー  「JBLはどうなのさ?」
パパ 「そうくると思った」
   「日本でJBLと言えば、ジャズ向きの最高峰のように宣伝されている
    んだけどね・・・・」
   「家庭用のものは、他の一般スピーカーと変わらない音だよ」
   「でも、昔のパラゴンとか数百万円級は別だ。エベレストなんかも
    地響きがするような音だったよ。未だにこれを越える音には
    遭遇しないね」
ピー  「JBLでジャズを聴くと良い音がするの?」
パパ 「ジャズだけでなく、どのジャンルの音楽でも楽しく聴けるよ」
   「JBLの小型スピーカーで、1本だけ素晴らしいものがあったね。
    後でその時の模様を紹介するよ」
   「次回は、もう一方の雄、アルテックのスピーカーについて語ろう」
ピー  「アルテック?」
パパ 「そうだよ、滅多に聞けない与太話じゃけんね。ははは」

2008年8月26日火曜日

まだ、あかん


ピート 「なあ、なあ、おっ母。  涼しくなって気持ちいいな。
     なぎさ公園に着いたら放してや。」
おっ母 「あかん!」
ピート 「ええっ。 なんでぇ。 ・・・ええやんかぁ。」
おっ母 「あかん言うたらあかんのや!」
ピート 「#%$&”・・・。  (おっ母、まだ引きずってる。)」

2008年8月25日月曜日

集中したぞ!


前方凝視! 突撃3秒前。
(行けるものなら行ってみろ。今日はリード離さないもんね。)
おっ母、両足踏ん張って守りに入った。
               
           ・・・・・おいら、フェイントかましてやった!

2008年8月24日日曜日

平和な一日が・・


今日も始まろうとしていた。
おっ母は、いつもどおり、ゆったりと先を歩いている。
そのまま、おっ母は歩いて行く。  
おいらがついて行くことを、なあんにも疑うことなく・・・

 おっ母が振り向いた時、   ・・・・こんなことしてた。
なぎさ公園の、いっちばん汚い、むちゃくちゃ臭い所で・・・

おっ母の叫び声に、釣りをしていたおっちゃんは、びっくりして石垣から滑った。
おっ母、おっちゃんに平謝り。

しばらく入っていたけど、
「カムッ! カムッ!」と、慌てふためくおっ母の声がうるさいから、
徐に上がって来た。

 
 そして・・・公園にある水道の水で、浜に浸かっていた2倍も3倍もの時間洗われた。

帰り道、おっ母は、おいらに一言もしゃべらなかった・・・・。

でも、おいらは、しっぽを振り振りして帰った。

2008年8月23日土曜日

何だ、これ・・?

だれかの角かなあ。 
このあと、振り回して、ほうり投げて、踏んづけて・・・・  
              食べた。 (  ・・・やっぱり。)
                            

2008年8月22日金曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その10)


ピー 「上の写真は何なん」
パパ 「若き日のパパだ。スラロームをしている」
    「水上スキーは、オブライエンというアメリカ製だ」
    「当時、日本製の遊び道具は全くだめだった」
ピー 「若い時あったん? 信じられん」
パパ 「さて今日は、スピーカーケーブルの話題だ」
ピー 「スピーカーケーブルって、アンプとスピーカーを
    繋ぐ電線のことだろう」
パパ 「そう、その電線を換えることで音質が変わる
    という話だよ」
ピー 「それは面白い、どんどん換えちゃおう」
    「でも、そんな簡単なことで音質が変わるの?」
パパ 「本人が変わると思えば変わるし、思わなければ
     変わらない」
ピー 「うん? 何時もの如く訳がわからん」
パパ 「通常、音質が変化するということは、測定可能な
    物理量の変化を伴うんだけど、一体何が変化している
    のか検証できない。文献にも発表されていない」
    「それと、客観的な再現性があるかどうかだ」
ピー 「科学的じゃないってこと?」
パパ 「単純に言えば定性的認識であり、物理を超えた
    ところにある問題だね」
ピー 「でも、変わったと聴こえる人もいる?」
パパ 「そういう事」
    「前回のブラインドテストを思い出して見よう」
ピー 「オーディオ業界では絶対やらないテストのことだね」
パパ 「カーテンの裏で電線を換えて聴いてもらうと面白い
    結果が出るだろうね」
ピー 「実際には換えずに聴き手の反応を見たりして」
パパ 「電線で音が変わると宣伝している人々は、
    自分を売り出したいオーディオ評論家と、一儲けを企む
    ガレージメーカーだけだね」
    「一流メーカーのエンジニアからは聞いたことがない」
ピー 「そうか、電線で音が変わるなら、オーディオメーカーは
    大変だな。回路設計のやりようがない」
パパ 「電線は無酸素銅でも単結晶銅でも、音は変わらんさ」
    「パパは必要上、電線を色々変えたけど、変わった例がない」
    「子供の科学の付録に付いてくるエナメル線でも同じ音だ」 
    「それはお前の耳が悪い、俺には変わったと聴こえる、と
    言われればそれまでなんだけどね」
ピー 「でも、変わったことが客観的事実として検証できないんだろう」 
    「変わったと言うなら、実証する必要があるよ」
    「やはりオーディオは奇奇怪怪だなぁ」
パパ 「いやいや、オーディオ業界全体が奇奇怪怪で成立って
    いる以上、その経済効果を無視することはできない」
ピー 「経済を考えれば本質が見えてくる?」
パパ 「ま、少しでも材料工学や電子工学をかじったことのある人
    なら、その辺のカラクリを理解できるんだけどねぇ」
    「面白い話がある」
ピー 「またなのー」
パパ 「知り合いで、60万円の電線を使っている人がいるんだ」
    「それもたった2mの電線2本でだ」
ピー 「恐ろしい。他に買うものがあるだろうに」
パパ 「これは趣味だ、批判はいけない」
    「で、本人は全然音が違うと言うんだが、一緒に聴いていた
    他の二人も、パパと同じく全く分からなかった」
パパ 「だけど、本人が変わったと言えば、それを否定できない。
    主観の問題だからね」
    「だから本人が、変わる変わると思いながら、それこそ
    呪文でも唱えながら換えると、めちゃくちゃ音が変わった
    ように聴こえる・・・・らしい」
ピー 「自己暗示にかかるんだね」
パパ 「そう! 耳で聴くんじゃなくて脳で聴いているんだ」
    「脳には、状況を自分に都合良く補正する機能がプログラム
    されている・・・ようだ」
    「それも高価な電線ほど良い音に聴こえるよう補正される」
ピー 「ご都合主義だね。大脳生理学や精神分析学の範疇だな」
パパ 「オーディオの世界では、物理的な定量分析より定性的な
    思い込みが優先されるんだ」
    「調べてみると、色々な実例が記述されているから面白いよ」
ピー 「オカルト世界の一歩手前だね」
    「音楽を聴くだけなのに、もう疲れるよ」
パパ 「ま、変わる変わらんは当事者に任せて、我々はジャズを
     楽しめばいいんだよ」
    「次回は、いよいよジャズとスピーカーの話だよん」

涼しくなったね!


勝手にボーンを持ち出して、ひなたぼっこをしながらガジガジ。

爽やかな空気が気持ちいいから、お家の中には入んないよー。

2008年8月21日木曜日

本日、おいらの誕生日


           五歳になりました!

この日の同い年ふたり。  (テス君 : 2003年6月27日生まれ)
『恋のライバル』だけど、とっても仲良し。
   (ふたりして何話してるか、わかるぞ。)

この場所を、何度こうして歩いただろう。
これからも、ずっと、ずうっと、     ~歩く。
     まもなく、夜明け。 今日が始まる。 ・・・8月21日5時16分

2008年8月20日水曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その9)


ピー 「上の写真は何よ?」
パパ 「真空管に2000Vの電圧を掛けて、整流実験をしているんだ」
    「青白く光っているのは、水銀蒸気だよ」
ピー 「こんなことを家でしているの?」
    「2000Vって、感電すれば即死じゃない。危ないなぁ」
パパ 「さて、オーディオの奇奇怪怪に入ろう」
    「真空管アンプと半導体アンプと、
    果たしてどちらの音が良いと思う?」
ピー 「当然真空管アンプだろーて」
パパ 「その根拠は?」
ピー 「世の中、皆さんそう言ってるじゃん」
パパ 「それは噂です。根拠ではない。自分で調査しなきゃ」
ピー 「でも実際に真空管アンプで聴いてる人が、半導体より
    音が良いって言ってるよ」
パパ 「確かに昔の半導体アンプは、音の悪いものもあった」
    「それは設計の未熟さから生じた問題だよ」
ピー 「ふーん、おいらにはよく分からないなー」
パパ 「実は、評価の大前提があってね、オーディオ業界では
    ブラインドテストをすることがタブーとなっている」
ピー 「何なのそれ?」
パパ 「カーテンの後ろに多種多様のアンプを隠しておいて、
    それらを切替ながら音質評価をすることだよ」
ピー 「な~るほど、一番公平な評価が出来るね」
パパ 「それを絶対やらない」
    「やればオーディオ業界が成り立たなくなる」 
    「つまり、談合だ」
ピー 「ふ~ん、真空管アンプの評価が絶対良いとは限らないの?」
パパ 「そうだよ、パパが経験した実例を話そう」
ピー 「ほう、ノンフィクション・リアリズムかいな」
パパ 「秋葉原にある音響専門店の社長が、特別にアンプの
    試聴をさせてくれたんだ」
    「SITという半導体を使ったアンプがあるんだが、それを試聴
    したところ、真空管の比じゃなかった」
    「かつて経験したことのない艶かしい音がしたんだよ」
    「当の社長が、比較試聴した何十万円もする真空管アンプを、
    こんなアンプ糞食らえだと言って足蹴にしたのには驚いた。
    本当の話だよ」「この店は、値段は高いが良心的だった」
ピー 「その足蹴の真空管アンプ欲しい!」
パパ 「半導体アンプの性能は、真空管を遥かに凌いでいる」
    「真空管アンプの弱点は、音質性能が出力トランスの位相特性に
    依存していることだ」「難しいから説明は避けるね」
ピー 「聞いても分からんぜよ」
パパ 「大体やね~、昨今の音源は、全て半導体機器を使った工程から
    生まれてくるんだよ。しかも、ディジタルで」
    「それを真空管アンプで聴いたって、どこまでも元祖半導体の音
    しかしないんだな、これが」
    「それに、アナログレコードの周波数精度を決定するRIAAという
     電子回路も、半導体の方が正確で安定した性能を保てる」
    「有名なドイツEMT社のプロ用のレコード再生回路も半導体だよ」
    「絶対真空管! なんて言ってるのは、素人と、それで儲けようと
    している人々だけじゃないかなぁ」
ピー 「なるほど、真空管がそんなに良いのなら、FM放送局の機材は
    全て真空管の筈だよね」
パパ 「音の良し悪しの決定要素は、真空管以外にあるんだ」
    「真空管は、単なる前世紀の増幅素子にすぎない」
    「でも、真空管には、一種のノスタルジーを感じさせるものが
    あるんだな」 
ピー 「パパは半導体派なんだね」
パパ 「ノン、殆ど真空管装置を使っている」
    「家には保守用真空管が3000本以上ある」
ピー 「3000本 なに~それ! 言ってることと矛盾するじゃんか」
パパ 「あはは、実は真空管大好き人間なんだ!」
    「真空管は、我が青春のノスタルジアなんだよ」
    「何故か性能に関係なく魅かれるんだな」
    「早く言えば趣味だ」「でも、真空管の方が優れている部分
    もある。軍用通信機なんかでね。その話は別の機会にでも」
    「ま、アマチュアは、好みで真空管か半導体かを選べば良いさ」
    「真空管アンプの話題は尽きないから、またにしよう」
    「次回は、巷で話題のスピーカーケーブルの話だぞ~」
ピー 「へっ?」

動かない


「降りて」と言われても降りない。しばらくこのまま。
前方に何かがあるわけでもないのに。
うぬっ、もしかして・・・
(それにしても座り方、気になるわ・・・後ろ向きに、ひっくり返るんでないかい?)
      湖面は、藻が大繁殖。 沼みたい。

おいらが出したものは、おいらがお持ち帰り!
今日も快調だいっ!

2008年8月19日火曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その8)


ピー 「パパは、いつごろからジャズを聴いとるのよ」
パパ 「ジャズを聴きだしたのは21世紀に入ってからだよ」
ピー 「まだ数年じゃんか」
    「切っ掛けは?」
パパ 「オーディオをやり出し、音質テストの為に 
    ジャズを聴き出したんだ」
ピー 「音質テストとジャズ?」
パパ 「そう、楽器が少ないから音の響きを捕らえ易いんだ」
    「トリオとかは最高だね」
    「それにソロが多いから、音階が明確に分かる」
ピー 「クラシックでは駄目なの」
パパ 「クラシックは楽曲が複雑で、音の判別が難しいね」
    「そもそも100程の楽器から音が出るし、その音が複雑に
    絡み合い、歪を起こしたように聴こえるんだ」
ピー 「その歪って何?」
パパ 「楽器が多いと音同士が干渉し、音を濁したり、
    存在しない音が発生して嫌な音になるオーディオ特有の
    現象だ」
    「その点、楽器が少なければ音も心地よく聴こえる」
ピー 「オーディオマニアにとって、ジャズとはテスト音楽に
    すぎない?」
パパ 「そう、だからオーディオマニアにはジャズ好きが多い」
    「問題は、曲を聴かずに音のみを聴いていることだな」
    「ところが、本人達はジャズを聴いているつもりだから
    始末が悪い」
ピー 「ジャズが好きなのでは無く、ジャズの音が好きなんだね」
    「変わった人々だな~」
パパ 「例えば、一曲をほんの数十秒しか聴かない。これを好みの
    音にブチ当たるまで、何枚もCDを取替えて聴くんだ」
    「だからオーディオマニアは、自分の装置に合った曲しか
    聴かない」
    「これをオーディオ病と言う」
ピー 「それこそ教条主義だよ」
パパ 「その心配はあるね。考え方が自己中心的で他を認めない」
ピー 「で、パパはどうなのさ」
パパ 「同じようにオーディオ病に掛かっている」
    「しかし、クラシックを聴いた後でジャズを聴くと、
    何と感性に乏しい音楽~・・・と感じることもある」
ピー 「何とか曲として聴いている? まだ救いようがありそうだな」
    「でも、音しか聴かないのに、どうしてジャズの歴史的背景
    なんか知っとるのよ」
パパ 「ジャズの本質を知るためさ」「この不思議な音階の正体は、
    一体何だろうという好奇心だね」 
    「それが解れば、ジャズには特別興味を引かれない・・・」
ピー 「マイルスも?」
パパ 「彼は、黒人としては特異な存在だ。だから興味があった」
ピー 「例えば?」
パパ 「'お坊ちゃま'、というくだりだね」 
    「これは、他の黒人には無い特徴だ」
    「そこから色々と思惟を巡らし、本質を導き出すのさ」
    「すると、マイルスが死を迎えるまでの、彼の中での
    ジャズの変化について、さもありなん、と理解し得る」
ピー 「何か論理的で、情緒的な音楽を聴く雰囲気じゃないな~」 
    「奇才バルトークの数学的音楽表現を分析しているようで、
    訳分からん」
パパ 「はは、そうかも知れない。これは趣味の問題だ」
ピー 「で、マイルスの内なるジャズの変化とは?」
パパ 「彼は'マーケティング能力'があった、というのがヒント」
    「後は自分で答えを導き出しなさい」
ピー 「マイルスは何度も日本に来ているね。日本が好きなのかなぁ」
パパ 「そりゃ、日本は本国の5倍のギャラを出すからね」
    「日本が好きなのでは無く、¥が好きなんだ。というと、
    下世話になるな」
ピー 「京都のジャズ喫茶、' しあんくれ~る ' のママとできていた、
    と言う噂も聞いたよ」
パパ 「これこれ、噂を信じちゃいけないよ」
ピー 「で、パパは、どれくらいジャズの曲を知ってるの?」
パパ 「演奏者数名、曲は数曲だな」
ピー 「なぬー! それでよくジャズが語れるね」
パパ 「それで充分さ、本質が解っていれば、いくらでも語れる」
    「例えば、新撰組を語るとき、近藤勇・土方歳三・沖田総司・
    芹沢鴨くらいで事足りるじゃないか。それと歴史的考察」
    「ジャズでは、その発祥要素、変化点とそれに影響を及ぼした
    人物を知っていれば良いんじゃないかい」
    「あとは流派の違いだけだな」
ピー 「ジャズ本は、主に流派の違いを記述しているね」
パパ 「誰が何して何とやら~~、だろ」
    「本質的に捉えていないから、余り興味がないね」
ピー 「しかし、ジャズマニアは、演奏者を何人知っているか、
    何曲知っているか、何流か、に重点を置くんだろ」
パパ 「ま、それも大切だろうがね」
ピー 「だけど、家にはやたらレコードやCDが多いぜ」
パパ 「元々は、ジャケットをインテリアにするために、色々物色して
    買い溜めたものだよ」「一度も聴いていないものもある」
ピー 「ちょっとあんさん、動機が変じゃないの」
パパ 「大体やね~、初心者にはどの曲を聴いていいのか分からんよ」
    「そういう時は、ジャケットのデザインで判断するんじゃ」 
    「これをジャケ買いと言い、それを趣味にする人もいる」
ピー 「奇奇怪怪だね、世の中広い!」
パパ 「ほほ、オーディオにはもっと奇奇怪怪な世界があるよ」
ピー 「面白そうだね。次回に聞かせてよ」

2008年8月18日月曜日

今日も・・・・


ピート 「おっ母、 朝夕のなぎさ公園は、だいぶん涼しくなってきたなあ。」

(毎日、同じことの繰り返しだけど、それが出来ることは、とても幸せなこと。
のんびりとマイペースでも・・・・いいよね!)  

2008年8月15日金曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その7)


ピー 「ところで、ジャズの聴き方って?」
パパ 「主にジャズコーヒー店での話をするね」
ピー 「所謂ジャズ喫茶ね」
パパ 「ジャズは、敗戦後進駐軍と共に、アメリカの
    偉大な大衆音楽として日本に入って来たんだ」
ピー 「偉大なというところに、何かありそうだね」
パパ 「最初にジャズは、黒人の自由への解放感を表現
    したもの、と言ったよね」
   「だから黒人聴衆は、楽しく自由を満喫しながら
    ジャズを聴いたんだ。スウィングしながらね」
ピー 「それが日本人の聴き方にも影響したのかな?」
パパ 「実は、影響しなかったんだ」
ピー 「ええっ? だってジャズは楽しいものなんだろ」
パパ 「それがね、ジャズはアメリカ文化の最たる象徴として
    入ってきたから、日本人は崇め奉ったんだな」
   「だから神妙に、スウィングすることなく聴いたんだ」
ピー 「何か変な気がするなー」
パパ 「50~60年代にジャズ喫茶へ通っていた人は、
    概ねこのような感じの人が多い」
   「パパもその昔、何回かジャズ喫茶へ行ったけど、
    皆さん黙りこくって、煙草を吹かしながら、
    とても難しそうな顔をして、神妙に聴いていた」
ピー 「神経が疲れそうだね」
パパ 「そう、お喋りをすればマスターから叱られるし」
   「それに、一人でドタバタとスウィングしようものなら、
    ジロジロ見られて居られたものじゃない」
ピー 「う~ん、日本人特有の西洋文化崇拝主義というか、
    ストイックの極みだね」
パパ 「良く言えば、完成された芸術文化として、
    いきなり日本に入って来たから、そのような聴き方に
    ならざるを得なかった、と考えているんだ」
ピー 「クラシックのようだ」
パパ 「ジャズの本質にある解放感や自由性が体得できていれば、
    最高にアメリカンな感覚で堪能できたと思うけどね~」
   「このような現象は、ドイツやフランスでも同じようなもの
    だと思うけど、考察不足でちと分からないね」
ピー 「ライブでも、日本人は感情表現に乏しいというじゃない」
パパ 「しかし、米国でもクールジャズ以降は、白人の聴衆も
    増えて、次第に大人しく聴くようになった感じがする」
ピー 「カーネギーホールで大騒ぎはでけんわな」
パパ 「聴き方でもっと可笑しいことがあるよ」
ピー 「可笑しいこと?」
パパ 「最近、ある所である若者が、ジャズ通の人に、
    禁煙のジャズ喫茶はありませんか?と尋ねたことが
    あるんだ」
   「そしたらオッサンがわんさか出てきて、ジャズに
    煙草は付き物だ! ジャズは紫煙をくゆらせながら
    聴くのが本筋だ! とやりまくったんだ」
ピー 「煙草は、ジャズを聴く雰囲気にピッタリじゃないの?」
パパ 「それは単なる思い込みだな」
   「因みに、本場ニューヨークのジャズ喫茶は禁煙だよ」
   「それ以外にも11州禁煙だ」
   「日本にも、禁煙ジャズ喫茶が何軒もある」
ピー 「ジャズと煙草は何の関係も無いってことか」
パパ 「この手のオッサン連のことを、教条主義と言う」
   「主にジャズ喫茶で育った世代だな」
ピー 「ふ~ん、迂闊にものも聞けないなぁ」
パパ 「ま、これは仕方のないことさ」
   「ジャズのルーツを知らされず、聴くというだけの
    スタイルから入ったんだから」
   「ジャズ喫茶の聴衆は、今でも似たり寄ったりだろうね」
ピー 「日本の場合、ジャズは当時の若者のファッション
    でもあった。だから形式に囚われた、と言うことかな」
パパ 「そう、さっきも言ったけど、ジャズの根底にある
    解放感や自由感を認識することが状況的に困難だった」
   「そのため、勝手に聴き方のスタイルを設けたんだな」
   「だから一般大衆は、ジャズは難しいものと感じた」
ピー 「煙草はどうでもいいけど、思い込みの押し付けは
    いけませんね」
パパ 「本当は、世界一自由で楽しい音楽なのに」
   「’スウィングしなきゃ、意味ないよ!’ と誰かが言ったよね」
ピー 「そもそもパパは、どうしてジャズを聴きだしたん?」
パパ 「じゃー、次回にでも話そうか」

どこの幼稚園児?


    ・・・・って訊かれるよ。

パンティング出来るように、犬歯にひっかけるんだ。
持たなくていいって言われても・・・・なぜか持ちたい。

たまニャンです。


毎日出会う、とっても人なつっこい友達。
ここまで近づいても平気。(でも、眼光スルドイな。)

2008年8月14日木曜日

さあ、どうする?


転げたボールが、こんな所に止まってしまって。
おいら、いろいろ考えてみたが・・・あ~きら~めた~っと。
       (これが食べ物なら、ヤツは絶対に諦めない!)

2008年8月11日月曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その6)


パパ 「さて本日は、日本人ジャズ演奏家の話だったね」
ピー 「彼らが抱える根本的な問題とは何ぞや、ちゅー命題だよ」
パパ 「おっと、哲学的に迫ってきたな」
ピー 「日本人プレーヤーの演奏は、黒人プレーヤーに比べて
    何ら遜色を感じないけど、それが何か?」
パパ 「そうなんだけど、悲しいかな日本人はジャズのルーツを
    持っていない」「そこが米国人とは根本的に違うんだ」
ピー 「よく分からないな~、だって同じジャズを演奏するんだろ」
パパ 「日本で言えば、演歌の雰囲気を西洋人に出せるのか?
    という問題だよ。日本の'侘び寂び'の表現もそうだね」
   「要は演奏テクニックの問題じゃなくて、ルーツとして存在する
    固有文化を、芸術的に昇華表現でき得るかどうか、という
    問題なんだよ」「これは現地人にしかできない」
   「考え方、顔つき、仕草、雰囲気、全ての表現についてね」
ピー 「じゃー、日本人演奏家は物真似ってこと?」
パパ 「残念だがそうなるね」「平たく言えば、ジャズはアフロ・アメリカン
    の立場という社会的環境が育んだ芸術だからこそ、
    そこで育っていないと表現できない感覚があるんだな」
    「それが作曲や演奏法に出てくる・・・」
    「これは本質的な問題だと考えているんだ」
ピー 「つまり固有の芸術性ってことかな」「三つ子の魂百までだね」
パパ 「それが民族の持つ文化だと思うね」
    「ヴォーカルで比較するとよく分かるよ」
ピー 「ほほう?」
パパ 「例えば、阿川泰子はヘレン・メリルより歌が巧いと思うけど、
    英語の発音に気を使って歌っているから、ジャズの雰囲気が
    疎かにならざるを得ない、と言うと叱られるかな」
    「因みにヘレン・メリルは、'ニューヨークのため息'と称される」
ピー 「美空ひばりもジャズを歌っているよ」
パパ 「彼女は歌が物凄く巧いし、英語の発音も綺麗だね」
    「しかしね~、演歌のコブシが入るんだな~、ほんの僅かな
    盛上がり感だけど、ジャズの雰囲気には合わない」
ピー 「細かく聴きすぎっていうか、考えすぎじゃないの~」
パパ 「この事は、ジャズピアノの秋吉敏子が早くに気付いているんだよ」
    「ジャズ演奏は、芸術的に本場の人間には敵わない、
    じゃ'自分は一体何なの'ってことさ」
ピー 「自分のアイデンティティを見失うんだね」
パパ 「そこで彼女は、日本人のルーツをジャズに取り入れたのさ」
    「彼女が作曲した’孤軍’では、和楽器の鼓を取り入れている」
    「このような芸当は、米国人にはできない」
ピー 「武満徹も、西洋音楽に琵琶を取り入れたノヴェンバー・ステップス
    を作曲しているね」
パパ 「結局、和洋折衷にもっていかないと、他人のフンドシで相撲を
    とっていることになるんだな」
    「その道を極めようとする人ほど、そこで悩むんだよ」
ピー 「何か もの悲しくて 宿命的だね」
パパ 「んで、今もって多くのジャズが作られてはいるが、
    世界が縮小した今日、どれも皆同じ雰囲気に聴こえるんだな」
    「つまり、音楽の中に固有のルーツが聴こえなくなった」
    「これは、世界が文化的に均一化された結果だと思うんだ」
    「また、均一化により、ルーツの感覚も必要無くなった訳だ」
ピー 「黒人も公民権運動により、以前より自由が増したしね」
パパ 「だから今日のジャズは、スウィングやビーバップのように、
    時代を体現している圧倒的な芸術性が感じられないんだな」
ピー 「ふ~む、芸術性か~・・・・・」
    「マイルスの'カインド・オブ・ブルー'が、未だに売上を伸ばして
     いるのも分かるような気がするね」
パパ 「次回は、日本人のジャズの聴き方について論じようぜ」
ピー 「エーっ! 聴き方に問題でもあるの~」
パパ 「問題じゃなくて、ただ面白いだけさ。 フフ」

このくそ暑い時期に・・


おっ父が、床の油拭きをした。
乾くまで、足跡が付かないように、「ビニルシートの上を歩け!」との命が下った。
     
      ・・・においの方が気になるわーーー。

2008年8月10日日曜日

おいらの分は?


うわっ、うまそー。
ほしいな、それ。
ひとつだけでいいから、くれ~~~~~~~!

2008年8月9日土曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その5)


パパ 「さーてと、前回までのおさらいを少しやろうか」
ピー 「うん、ビーバップ以降のジャズは難しくなった感じがあるんだけど」
パパ 「そうだね、じゃー簡単に考えてみようや」
   「スウィングからビーバップへの変遷は、ジャズの革命だね」
ピー 「革命?」
パパ 「従来の旋律重視の演奏法からコード進行に変わり、
    アドリブというか、即興演奏が容易になった」
ピー 「それは分かったけど・・・」
パパ 「即興演奏は、ソロでやるから個人の自由度が格段に増すんだ」
ピー 「そっか、抑圧からの解放表現が容易になったんだ」
パパ 「そう、だから革命なのさ」
   「それを根本原理と考えれば、ビーバップ以降は纏めて
    モダンジャズと言って良いのでは、とパパは思っているんだ」
ピー 「スウィングからモダンジャズヘ。はは、簡単でいいや」
    「うん? でも、コード進行になっちまったんだから、
    スウィングとは非連続的で別な音楽という感じがするんだけど?」
パパ 「批評家の中には、そういう考えの人もいるよ」
    「確かにビーバップ以降は、スウィング感が希薄になった」
    「秋吉敏子なんかは、下に潜ったスウィング感という表現をするね」
ピー 「何か学問論争のようだね」
パパ 「ジャズが、アフロ・アメリカンである黒人の音楽という
    原理原則に則れば、細かい論争なんてどうでもいいと思うけどね」
    「さて、ここでロックとの関係を極簡単に考えて見よう」
ピー 「ジャズとロックは、違う感じなんだけど」
パパ 「即興演奏を伴うことでは、共通点もあるんだよ」
    「それと、ビートルズの出現によって、ジャズは転機を向かえるんだ」
ピー 「転機って?」
パパ 「ジャズが大人の音楽だった?のに対し、ロックはリズム中心の
    ハイティーン向け音楽として生まれ、圧倒的な観客動員数を
    誇るようになった」
ピー 「なるほど、興行主としても当然儲かる方に力を入れるよね」
パパ 「で、ジャズの経済的凋落が始まるんだよ」
    「ただしね、ロックもジャズと同じように保守的な人々からは、
    ロングヘアからして野蛮扱いされるんだ」
ピー 「ロックもジャズと同じで、サブカルチャーだったんだね」
パパ 「その後ロックは、反戦・反体制の象徴として存在感を増すんだけど、
    1969年の愛と平和の祭典'WOOD STOCK'を境に、反体制としての
    ロックは終焉を迎えるのさ」 「終焉の原因は、宿題としておこう」
    「この辺りの社会変化とか、自然回帰運動、ヒッピー・ムーヴメント
    のことを話したいんだけど、またの機会にするよ」
ピー 「次回は、日本人ジャズ演奏家のことを話してよ」

一番嫌な日は、


浜大津港が一番にぎわう日。
夜7時半になると、 ドデカイ爆発音一発! 
今年は、ここでじーっと時の過ぎるのを待つ。
   (我家に来て初めての夏に比べると、随分と冷静になった。)

2008年8月8日金曜日

おいらの夏休み(5)


標高1300メートル以上。 夜は寒い。
おいらは、毛皮着てるから、ノープロブレム!
思うことあって、せっせせっせと運んでます。 
     (巣でも作るんか?)

とにかく、弾ける。ハジケル。

    (何処へ行ったかと思ったら・・・)
このホタルブクロ、とっても気になるんだ。

2008年8月6日水曜日

ピートとパパの会話(JAZZ編その4)I have a dream.


パパ 「夏休みは面白かったかい」
ピー 「非日常体験だったねー」
パパ 「ところで、前回話したマイルスを覚えている?」
ピー 「クールの誕生だろ」
パパ 「そうそう、これ以降ジャズは、ちょっと違った方向を
     向くんだ」
ピー 「ビーバップとの決別?」
パパ 「いやいや、ビーバップの即興スタイルはそのまま
    踏襲するん だよ」
ピー 「そうか、マイルスの出現で、ジャズは都会的センス
    を持つようになったんだね」
パパ 「これは、マイルスの育ちの良さからくる美学とも言える」
ピー  「クールでブルーな感性だね」
パパ 「ところがじゃ、マイルスは直ぐにゴスペルとかを取入れた
    大衆的なハードバップに移っていくんだよ」
    「その後、旋律を重視したモードジャズちゅーのを創るんだ」
    「ここでも即興演奏のスタイルは変わらないけどね」
ピー 「もう何だか分からん」
パパ 「更にクールジャズから派生した白人中心のウェスト コースト
    ジャズってのも出てくる」
     「チェット・ベイカーなんかがその筆頭だよ」
ピー 「流派の百花繚乱だね」
パパ 「だが、ビーバップから始まった即興演奏は、概ねどの流派でも
    その都度演奏が若干異なるという問題がある」
    「マイルスで言えば、同じ'ウォーキン'の演奏でも、54年と
    60年では、60年の演奏の方が遥かにエキサイティングだね」
ピー 「そりゃ問題だよ。同じ曲のCDを幾つも買わなきゃならない」
パパ 「はは、クラシックだって、指揮者によって曲の雰囲気が
    がらっと変わるよ」 「そこが面白いんだな」
ピー 「そうか、そういうものか、音楽ちゅーのは」
パパ 「そしてジャズは、この頃からキング牧師の公民権運動の
    影響を受け始めるんだ」
    「信じないかも知れないけど、この時代の黒人はゴミ以下の
    扱いを受けていたんだ」
    「演奏ギャラからして全て白人が支配していたし」
    「で、ジャズを黒人の手に取戻そうという運動が起こる」
ピー 「ジャズも時代を反映するんだね。で、階級闘争に発展?」
パパ 「ジャズはそんなに過激ではなく、平和的な運動をするんだ」
   「曲に公民権運動のタイトルを付けたりする。ベース奏者の
    チャールズ・ミンガスのようにね」
   「その後、キング牧師のワシントン大行進を経て、黒人プレーヤーも
    次第に公民権を取戻して行くのさ」
ピー 「なーるほど、表題にある有名な'I have a dream'の演説だね」
パパ 「しかし、白人であっても人種差別をしない尊敬すべき人物もいた」
    「俳優のグレゴリー・ペック、プロデューサーのノーマン・グランツ、
    ジャズ歌手のヘレン・メリルなんかだな」
ピー  「ヘレン・メリルは、日本に住んでいたこともあるんだろ」
パパ 「よく知ってるね。日本語もうまいよ」
    「その後ジャズは、フリージャズ、ロックを取り入れたフュージョン、
    そしてワールドミュージックへと進化していく」
ピー  「ふ~、まだ続くの?」
パパ 「次回は、日本人ジャズプレーヤーが抱える根本的問題やロックとの
    関係を考察しようぜ」

おいらの夏休み(5)


(その1)  いつもどおり、前を通ろうとしてたら、
       「ワンちゃんもどうぞ。」って声かけられて、
       とにかく、一応、取りあえず・・・・入ることにした。

(その2)   ここは、俳優柳生博さんのお店『八ヶ岳倶楽部』。
        広ーい森の中に、インテリア雑貨店、画廊、レストランがあり、
        ワンコも一部を除いてOKなんだ。
        おいらも、中をぐるっとまわったよ。  ・・回っただけ。

(その3)   森の中の画廊。 おいら、何にもわかんないから待ってる。
        おっ母は入っていったけど、   ・・・・さらっと出てきた。
        とどのつまりは、  ・・素通りってこと!

2008年8月5日火曜日

おいらの夏休み(4)


ガラス細工のお店、シンフォニー  ・・の前を通った。

なかなか予約がとれないピザ屋さん、バックシュトゥーべ  ・・の前を通った。

超有名なカレー屋さん、ヴィラ・アフガン  ・・の前を通った。

2008年8月4日月曜日

しか~し


写真は前後しますが、そのガラクタを使ってカラオケを楽しんでる人がいる。
マイクは、美空ひばりも使った放送局用ベロシティ・マイク。
ミキシング装置は、米国アルテック社の1567A真空管ビンテージミキサー。
スピーカーは、同じくアルテック社の劇場用。
天井からスポットライトも浴びて いますな。
こんなプロ用装置でカラオケを楽しんでるご婦人は、日本でもそういませんぜ。

おいらの夏休み(3)


おっ父は、お酒飲まないし、煙草吸わないし、賭け事しないし、
食べ物にも全然執着しないし・・・ 綺麗なお姉さんもチラッと見るだけだし。
でも、お金、ぜんぜん貯まんない。
みんな秋葉原の電気屋さんに消えていく。溜まりにたまって家の中は電線だらけ。
おっ母は、これら全てを『ガラクタ』と呼ぶ。

おっ父のウンチクを聞いてる?
              ・・・振りしてるだけだ。

ぼっとん〇〇の汲み取りっすかあ~。
(うっそーーーー。  昭和20年代じゃあるまいし。)

・・・うまっ!
いつも食べてる、おっ母製のカスピ海ヨーグルトと違う!

2008年8月3日日曜日

おいらの夏休み(2)


森の中を散歩してたら、野生の鹿クンに遭遇!
近づいて行こうとしたけど、おっ父に止められて・・・がっくり。

ひつじクン、よく食うなあ。 ずーっと食べてるじゃんか。
おいら、負けそう。

どでかいホルスタイン牛クンと、長ーいにらめっこ。