2008年10月12日日曜日

ピートとパパの会話(その24 ノーベル賞)


ピー  「上の写真は、電子頭脳っていうんだろ?」
    「パパが動かしていたん」
パパ 「大昔、チョコットね」
    「では、ノーベル賞の話をしようか」
    「ここでは、ノーベル賞へのプロセスについて語ろう」
ピー  「プロセス?」
パパ 「結果としての賞よりも、それに至る経緯が面白い」
ピー  「ふむ・・」
パパ 「パパの勝手な創造論から言うと、ノーベル賞は、
    創造というよりも、予見と発見と継続と運の世界だな」
ピー  「え~、創造じゃないの?」
パパ 「創造と予見・発見は違うよ」
    「予見や発見は、数ある物事のうちから、たまたま見つ
    けた理論や現象だ」「この世に元々存在しているものを
    取上げたに過ぎないから、創造とは言えないね」
    「創造は、無から有を生じさせる事を言う」
    「いずれにしろ、ノーベル賞は、予見・発見とその実証の
    世界だな」
ピー  「またしても、一流の勝手無手勝流ウンチク論だな」
パパ 「んじゃー、ノーベル賞へのプロセスに入ろう」
    「昔、パパが一緒に仕事をした人の中に、ノーベル賞を
    受賞した江崎玲於奈氏と同じ研究チームに居た人が
    いるんだ」
ピー  「パパが江崎さんと仕事をしていたんじゃないの」
パパ 「ノン、パパは与太郎組だったから無理だ。ははー」
    「そのチームというのは、電子材料の物性研究をしていたんだ」
    「で、その人が言うには、・・   
    (我々は、電子材料の物性を片っ端から調査していたんだが)
    (その中に変な特性を示すものがあった)
    (ワシらは、そんなもん全部捨ててしもうたんじゃ)
    (な~んも役に立たんと思ったけんね)
    (しかし、彼は(江崎氏)、それを大事に持っておったのじゃよ)
    (それが、後のノーベル賞に繋がったんじゃ)
    ということを語ってくれた」
ピー  「う~ん、物事の結果を得るには、諦めないことかぁ」
パパ 「語ってくれた人は、それがノーベル賞と凡人との分かれ目
    だと言っていたな」
ピー  「だから、ノーベル賞は、予見・発見、継続研究、実証、
    及び、その後の運ということかぁ」
パパ 「んだ」
    「次回は、農業の話に戻ろうか」
ピー  「おいらは、ドッグ・フードの話がエエな」